遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます。
5/30(木)イイトコサガシ:大人発達障がい当事者会とのコラボレーション・イベント『アートでコミュニケーション』 会場:豊島区心身障害者福祉センター
詳細はこちらにも掲示されていますhttp://kokucheese.com/event/index/89122/ イイトコサガシ:大人発達障がい当事者会の主催者、冠地情さんとは、私が演劇のワークショップに参加していた時代に出会っています。1989年に彼が『Summer Night Expression Festival‘89』 真夏の夜の表現祭の主催者をした時も参加し、演じ、お互い歌い、踊り、楽しい時を過ごしました。
およそ四半世紀経ってから、お互いが同じようにワークショップを開催していることを知りました。そして、午前中はイイトコサガシ、午後は私のアート・セラピーのワークショップというコラボ企画が実現しました。
午前中のイイトコサガシのワークショップは、どのようにコミュニケーションを取っていくかの練習でした。ゲーム感覚で楽しみながらできるのが魅力。他の参加者の発表から学ぶこともたくさんありました。
午後の部は私の『アートでコミュニケーション』でした。
幼い頃は誰でも自然にお絵かきをしていましたが、学校時代の図画工作の成績によってはアートに対して苦手意識を持ってしまうことも。
アート作りという『自己表現活動』によって心身がリラックスしたり、抑圧していた感情を発散できたり、ポジティブ な効果が得られます。
自分がイメージしたものを描いたり作ったりするという自己表現のあり方が、それまでなかなか言葉にできなかった自分のモヤモヤした気持ちを和らげてくれます。
このワークショップでは、自分の心の中のイメージを形や色などを用いて形にするだけでなく、コミュニケーションのひとつの方法としてのお絵かきもしてみましょう。
ペアやグループでするアート・エクササイズからは意外な発見があるかも知れません。どんなイメージが創り出されるのかは、その日のお楽しみ!
最初はロの字に設営したテーブルで席についてウォームアップ・エクササイズ
アートを介してコミュニケーションを取ったり、他者から見た第一印象を描いてもらったりしている内に、参加者同士がだんだん打ち解けてきました。グループ画の際にはテーブルを寄せ合って全員参加でイメージを描きました
さまざまな色、形、線で描かれたイメージ画グループで作成したイメージ画を各自が千切って好きな部分を持ち帰る作業。皆さん、笑顔になっていました。
参加者の感想は…
「絵がうまく描けなくて恥ずかしい想いをするかな、と不安でしたが、やってみると絵の上手い下手は関係ないと分かって楽しかったです。
「たとえ、いろいろな気持ちを感じたとしても、人によって表現はそれぞれだと実感しました。とても良い経験になりました。」
参加者がアート作りを楽しみながら、そこから何かを学んで下さったようで嬉しいです。
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