2011年9月30日金曜日

9/29 『氣の妖精』アートと詩のコラボ

数年前から、アクリルや水彩絵の具を用いて制作したアートに自作の詩(日英両語)を綴って
アートと詩のコラボ作品を制作しています。

今回のタイトルは『氣の妖精:Fairies for Life Energy』です。

幼い頃から氣が見えたり感じたりしていましたが、それがどんな感じなのかを説明し難かったので、
まずは視覚イメージで描いてみて、そこに言葉を綴ってみました。

『氣の妖精』

命あるもの全てに
氣がやどっていて、
すくすくと伸び行く樹からも
氣は生まれている

たとえ目に見えなくても
耳に聞こえるはず
身体で感じるはず
心に掛かるはず

鈴の音を鳴らし
岩清水が迸るように
活き活きと喜びが溢れていく
まがたまの姿を借りて

Fairies for Life Energy

There is life energy
In all animate things.
Even growing trees give off energy
Where fairies exist.

Even if you cannot see them
You hear their whispering,
You perceive their vibration,
You feel their well-being.

The fairies appear as orbs, floating spheres,
An outpouring of clear water
Gushing from a waterfall
Joyfully and full of life.

制作過程の画像です。

下塗りから始めました。

樹の遠近感を出していって、

氣の妖精のイメージを描き加えて完成しました。

2011年9月26日月曜日

9/25 先住民族の生徒に再会!

私が住んでいる地域には先住民族の村があり、以前、アート・セラピーのグループを受け持っていた
小学校にはたくさんの先住民族の生徒がいました。

大学院の卒業諮問に合格してすぐ、実習先だった地元の学区域の教育委員会へ
アート・セラピーの仕事の応募を掛けてみました。
当時、アート・セラピストの募集はなかったのですが、私の実習中にアート・セラピーの
効果の芳しかった生徒がいたために、ありがたいことにお試しとしてアート・セラピーのグループを
受け持たせてもらえることになりました。

幼稚園児から小学校5年生の全校生徒数が50名ほどの小さな学校にアート・セラピストとして
招かれました。
私が受け持ったグループの全員が先住民族の生徒たちで、殆どの子たちが
さまざまな事情から母親に育てられていませんでした。

この学区域でアート・セラピー始まった当時に取材を受けた時の新聞記事。
私が所属しているアフリカン・ドラム&ダンスのバンドを招いて学校コンサートを企画した際、
アート・セラピーのグループの生徒たちのアートを会場に展示するための制作風景が
取材されたのです。

そして、彼らは私がアート・セラピーに来る日に練習を重ね
コンサート当日はアフリカン・ドラムに合わせてパーカッションを演奏しました。

彼らにとってドラムや打楽器は民族音楽・舞踊に含まれている身近な楽器であり、
人前で演奏をして拍手喝采を浴びたことによって、彼らの自己評価が上がることにつながりました。
彼らの練習を監督するのは忍耐と努力が必要とされましたが、やってよかった!と実感しました。

今日はそんな彼らが住むSecwepemc地域の伝統的な集いの日でした。
一般客の入場も許されていたので、カメラを携えて見学に行ってきました。

伝統的な衣装を付けた女性が挨拶をして開場。

伝統的な踊りに欠かせないドラマーたち。
男性のみが大太鼓を囲んでスティックで叩き、雄叫びのような謡が繰り広げられます。


ジングルと呼ばれるベルが付いたドレスを身に纏い、モカシンのブーツの盛装。
手には羽根の扇子を持って、太鼓のリズムに合わせて踊るダンサー。

「見学にいらした皆さんも踊って下さいね~」と声が掛かったので、私も踊りました。

そして、先住民族の人たちも、一般客の私たちも手に手を取って輪になり、輪の全ての人と握手をする
『友情の踊り』を一緒に踊りました。
このような先住民族の集いでは、必ずこの参加体験型の踊りが催されます。

名前を呼ばれて振り向いたら、以前、アート・セラピーのグループに参加していた生徒でした!
彼を看ていたのは彼が小学三年生の時。
現在は中学一年生になって、ミドル・スクールに通っているとのこと。

前載の新聞記事時代から遥かに成長している彼の姿に嬉しくなりました。
私は密かに彼がダウンタウンの浜ちゃんに似ているので「浜ちゃん」と名付けていました(笑)

彼は絵を描くのが大好きで、先住民族の象徴画を幾つも描いていたっけ。
今日の会場でも子どもたちで集まって、アート作りをしていました。
彼がアートという好きなことを続けていてよかった。

会場内にあったケクーリという洞穴式寝室を公開していたので、写真を撮ってきました。

小高い丘のように見えますが、洞穴になっています。
本来は入り口から入れるのは女性のみ。今日は公開日なので、男性も入り口から入れました。

中に入ると薪を燃やして火をくべてあって、煙モクモクです

天辺は穴が開けてあって、天窓のような作りになっています。
そして、男性はここから入ってきて、木を伝って降りるそうです。

中には焚き火を囲むようにベンチがあり、以前は人々はその周りで暖を取りながら、
地面の上に寝転がって眠ったそうです。

懐かしい生徒に再会し、また、とても興味深い先住民族文化を垣間見ることができた
有意義な一日でした。

2011年9月24日土曜日

7/25-29 シュスワップ・キッズ・アート

日本でのアート・セラピーのワークショップ・講演会を終えてカナダに戻ったのが7月21日。
その翌週は地元の学齢児童へのアート教室の講師を務めました。

カナダ政府から支援されているMandellaプロジェクトという児童から十代対象の
支援機関にアート・グループのプログラムがあります。



シュスワップ・キッズ・アートは8~12歳の児童のアート教室です。

講師が日本人だからと着物風ドレスを着てきた生徒もいました。
彼女は毎日わざわざこのドレスを持ってきては会場で着替えていました。
自分がそれだけこのクラスに熱心だと私に認めて欲しかったようです。

特にグループでアート・セラピーをするわけではありませんが、
一人一人の生徒とのふれあいを大切にしてクラスをしていると、
自然と心を開いて私にいろいろなことを話してくれ、
また、気持ちをアートで表現する生徒がたくさんいました。

クレパスで下絵を描きます。どんな色を使っても、どんなふうに描いてもOK

みんな真剣に作業に望んでいます。

全体に黒い絵の具を塗って、乾いたら竹串で引っかいて絵や文字を浮き彫りにします。

黒く塗ってしまったらどこにどんな色を塗ったか分からなくなるので、浮き彫りにされた時に
出てくる色の意外性が楽しい。

自分の名前を入れたポスター制作。私は分度器、△定規、レタリングを使用。

セーラはフェレットが大好き。

マリーは私の真似をして分度器と△定規を象っていました。

紙を細長く切って、ビーズ作り

自分で作ったネックレスをして誇らしい気持ちに。

トイペの芯で作った蝶のブレスレット

見本に作っていったカップで作った兎さん

「私は象さんが作りたい」という生徒がいたので、鼻を長くしてみました。

使い捨てのプレート二枚でUFO。よく飛びます~

ティッシュの空き箱でカラフルな猫

こんな風に口がパクパク開きます。

折り紙はいつも大人気!

今日はこんなに作ったの!

もちろん、お絵描きも楽しい~

みんなで記念撮影。
カナダではあまりみんな揃った写真を撮ることがないので、並んだり、
自作の作品を持ったりすることに慣れていない様子。

紙粘土でビーズの形を作って、乾いてからアクリル絵の具で色を塗った手作りビーズ。
これをネックレスにして、生徒たちにプレゼントしました。

楽しかった5日間のアート・キャンプ。

「また来年もキッズ・アートを教えてね~」

と言ってくれた生徒たち。
私もまた皆にアートを教えたいな。

2011年9月8日木曜日

7/11・12 大阪ワークショップ&ハートビート講演会

ブログ掲載の日程が前後しましたが、大阪でのワークショップ&講演会のレポートを。

7月11日のワークショップのテーマは『心のアート・ワーク: 心の繊細さにフォーカス』

東日本大震災の後、不安な情勢が続いていますね。
日本人は周りに対して気配りをする長所があるけれど、その反面、外界からの影響を受けやすく
心が疲労しやすい面も。
自分の心の繊細さやスリルを求める度合いを心理テストで
数値を出してみたらどんな結果が表れるでしょうか?
また、クレパスなどで心模様をイメージにしてみたら、どんなものができあがるでしょうか?
人間的に魅力がある人は感受性の繊細さと共に、心の弾力性も富んでいます。
そんな強く、しなやかな心になっていく秘訣を体得しましょう。

千里文化センター「コラボ」にて

少人数だったこのワークショップでは、参加者からの質問や、疑問に対する話し合いなどが持たれ、
とても内容の濃い、充実したものとなりました。アートで感情を表現する作業によって、
ご自身の本質をより深くご理解頂くことができました。

7月12日はハートビートの講演会でした。

ハートビートは、福祉、美術関連等や、お子さん対象のアート・インストラクターの集い。
長年、医療機関で作業療法の一環として絵画療法を担当していらっしゃる近藤良一先生の
編み出した『集団絵遊び療法』について学んでいらっしゃいます。

近藤良一先生のHP:http://www.ab.auone-net.jp/~rkokondo/T1.htm

講演会の前に近藤良一先生とお食事。

会場は大阪の中心街のビルの中にありました。

嬉しいことに私の講演会のために、このような歓迎のお気持ちを表して下さっていました。
講師としてこのように迎えて頂いたのは初めてだったので、感無量でした。

こちらの会場では手前に私のアートと詩のコラボ作品群(印刷したものでしたが)を
展示させて頂きました。

私は基本的には講演会はご要望のあるテーマに沿って内容を決定しています。
お話だけではなく、アートの写真をコンピューターのスライド・ショーでご覧頂くこともあります。

この講演会では事前に皆さんからのご質問やご要望を募っておいて、それらに対するお答え
そして、更なる質疑応答、スライド・プレゼンテーション。
また、後半には実際にペアになってアートのエクササイズを体験して頂きました。
正に盛りだくさんの内容でした。

アート・セラピーとは何か?を話し合う時間も持ちました


二人組になってアートのエクササイズを体験!

最後に皆さんと記念撮影

3時間弱の講演会の後は、近藤先生と参加者の皆さんと歓談の時間を持ち、
皆さんの現在の活動内容などを伺うことができて何よりでした。

アートの技術だけではなく、どのようにクライアントと心を通わせるかについても研鑽している
ハートビートの皆さん。

またお目に掛かれる日が楽しみです。

2011年9月6日火曜日

7/16-18 岩手県奥州市&北上市ワークショップ

大阪を跳び越して、今回の帰国中アート・セラピー最後の開催地、
岩手でのワークショップのご報告を。

昨年もアート・セラピーのワークショップを催した岩手県奥州市に北上市を加え、
『心・身体・スピリットの統合と震災後の心のケア』と銘打った三日間に及ぶ
ワークショップの開催でした。

7月16日(土)アスピア水沢

会場は今は市営、元レストランなのでオシャレな感じ。

丸テーブルの並ぶ会場内にはお日様が燦燦と差し込んできます

1.親子でアートしてみませんか

子どもはみんなアーティスト。からだ全体を使って創作表現をします。
はさみ、糊、雑誌の切り抜きや写真などをお持ち下さい。それらでコラージュを作ってみましょう。
彼らの創作表現そのものが、その子らしさを見せてくれます。またこの過程を通して、
親である前に[自分]という存在を感じて認めることができるようになります。
お子さんと一緒にアートを作り上げるプロセスをお楽しみ下さい。   



三組の親子参加によるワークショップ。
みんなで円になって絵を描いては回して描き足していくアート・ゲームで盛り上がりました!


家族ごとにテーマを持ってアート作り(コラージュ)を作成しました。
完成品にみんな大満足!

2.わたしの中に、愛情ってあるの?

楽しいはずの育児なのに、「自分の子どもなのに可愛くない」
「自分の人生が子育てに邪魔されて、何も成せないような焦りを感じる」
この様な本音を聞く機会が増えています。しかし、育児ストレスは永遠に続くものではありません。
ワークショップでは、具体的なテーマに沿って絵を描くエクササイズを行います。
アートで心の深い部分とつながりを持ち、「愛」を感じてみませんか?

母親であるまえに一人の人間であることにフォーカスし、
自分とお子さんという存在について表現してみることによって、
いろいろなことが浮き彫りになってきました。

3.ストレスの行方は?

人はストレスを感じると無意識の内にそれを緩和するために、「買い物依存」「過食・拒食症」
「ゲーム依存」「歪んだ恋愛」などの行動をとることがあります。これら全ての行動の元には、
目には見えない深い不満があります。心の悩みや葛藤を言語ではなくアートで表現することにより、
自分の目で見ることができます。そして解決法を自分で見つけていくチャンスとなります。
人が元々持っている潜在的治癒力や創造性を伸ばしてストレスを解消、自分への理解を
深めることができます。


このワークショップではストレスのメカニズムについて学び、そして、ストレスは自分の中で
どのように感じられているのかをフォーカスしてみました。
頭で理解し、心で納得。そして、行動が変わっていくプロセスを体験して頂きました。

講演会 コープあてるい2F

4.災害後の心の問題 共感疲労と心の弾力性

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は被災者のみでなく、被災現場の様子を目撃したり、周辺に
住んでいるために影響を受けて二次的に起こることがあります。この状態は共感疲労と呼ばれます。

・何かしなければという焦燥感
・落涙や底知れない悲しみ
・慢性的な疲労困憊感…

本講演会では先進の北米の認知行動療法を取り入れた分かりやすい説明と、心の弾力性を
養っていくことの大切さに触れていきます。

金曜日の夜にも関わらず、多くの方が訪れて下さったこの講演会。
共感疲労という聞き慣れない言葉について学び、また、現在の自分の気持ちに向き合って、
自分を守り、健康を保っていくには?というテーマで話し合いが持たれました。

7月17日(日)NICOTTO(ニコっと)

北上にあるこの会場は、一階はカフェ&レストラン、二階は多目的スペースになっていました。

5.心のアート・ワーク思い込みを手放そう

自分の考えと反対の行動をとってしまい、後悔してしまうことはありませんか?人は何をしたかよりも、
それによって引き起こされた感情に左右されます。そこに問題があるとしたら

「より苦しまずに、より幸せに生きるために」、どのように変化させていけばいいのでしょうか。

このワークショップでは参加者がアートを通じて自分の思い込みに気づいて
手放すきっかけを作ります。

認知行動療法を元にしたこのワークショップでは、ワークシートとアートを用いて
自分の思い込みを探し当て、気持ちのたな卸しをして気分一新を図りました。

6.心の繊細さにフォーカス 数値で出してみませんか?

些細なことで「動揺」しやすくありませんか?心理テストにより数値化してみたらどんな結果が
表れるでしょうか?心の繊細さやスリルを求める数値が強い方は、
生理学的に刺激に対して過敏です。
そんな性質を自覚して自己管理していくことで心の疲れや重荷が軽減されます。 
人間的に魅力がある人は感受性の繊細さと共に、心の弾力性も富んでいます。
そんな強く、しなやかな心になっていく秘訣を体得しましょう。

Highly Sensitive Person: 動揺しやすいタイプ、High Sensation Seeking:刺激追及タイプの
心理テストを受けてみて自分の傾向を探り、そこから、自分の性質をどのように活かしていったら
満足感を感じる人生になっていくのかをアートを通して表現してみました。

7.自分のコミュニケーションスタイルって?

コミュニケーションの形は自分中心であったり、他の人を優先したり、またその間を取ったり。
関係を悪化させないように自分の本意を伝える方法はあるのでしょうか? 
ロール・プレイやアートのエクササイズを用いて、カナダの心理学で分類される4つの
コミュニケーションのスタイルをご理解していただきます。
その上で実際にどのように主張し意思の疎通をしていくかを体得していきます。

日本では自分の意見を述べることに抵抗がある人が多いようです。
時と場所、相手との関係性を考慮しながら、どのように自己主張していったら
自分も相手も気分を害さず、本意を伝え合えるのかを役割を設定して演じてみました。
その後のアート作りには、とてもユニークな表現があらわれました。

8.アフリカンダンス講習会 さくらホール大アトリエ

リズムにフォーカスして全身を動かす、テンポの速い“エスニックな盆踊り”のような民族舞踊です。
このクラスではダンスを通して心と身体を解放することや、身体表現を通して
互いに個性を認め合うよう『アフリカンダンス』の心も体験していただきます。
お子様もご参加いただけますので、ご一緒に踊ってみてはいかがでしょうか。

頭と心を使った後は、体をドラムのリズムの乗せて解放しよう~
最初は円になってウォーミング・アップ

ゆっくりのリズム、そして、軽快な早いリズムと速度にコントラストのある踊りに挑戦しました。
いい汗掻いた後は、みんなの笑顔もすっきり爽やかに。

7月18日(月)さくらホール

北上市の音楽ホールには様々な施設が設置されています。

9.脳のフィットネスをやってみよう!

英国のある教育機関では、生徒たちに毎朝20分間脳のフィットネス運動をしてから授業を受けるよう
指導したところ、成績の上昇率が向上したと報道されました。また、脳のフィットネス運動を
することによって脳の加齢を食い止め、物忘れや思い違いなどをする頻度が減ったという証言が
多々寄せられているそうです。脳の仕組みを理解し、脳神経伝達物質機能を上げるための運動法を
実践します。この運動をする前と後に作ったアートにどんな違いが見られるのか楽しみですね。

脳の活性化には何が必要?
知識の習得だけでなく、実際に身体も動かして、運動の効果を体感して頂きました。
運動前と後のアートは明らかに差が感じられました。

10.マインドフルネス:心が満たされた状態とは?

「懸命にならず、批判しない状態で、どのような思考・感情・感覚が現れても、
今、ここに心を集中すること」

この心理状態をマインドフルネスと言います。上記の状態を作り出すエクササイズや瞑想法を
体得することで自分の体調や能力を向上させるだけではなく、他者関係にもその好影響が現れます。
脳の働きに触れながら、マインドフルの心境になる練習をします。
マインドフルになる前と後に描いたアートを見比べて、その効果を検証します。

呼吸法や瞑想はいいと分かっていても、実際にどんな効果があるのか測りにくいもの。
このワークショップでは、する前と後にアート作りしてみて、その差を目で見て頂きました。

グループで描いたイメージはこんなに活力溢れるものとなりました。

11.カナダ先住民族に学ぶ叡智

北米大陸は元々は先住民族の土地でした。独自の文化、地域性のある言語を持つ先住民族は
現在ではファースト・ネーションズと呼ばれています。カナダBC州の学校内にもこの民族への
特別教育室が設置されていて、先住民族ワーカーによって先住民族の子孫は、地元の学校で
自分たちの文化や言葉を継承していくよう促進されています。先住民族の価値感や7つの信条(言葉)
そして、「聖なる輪」「生命の輪」「魔法の輪」であり、それはまた「神聖な儀式」を執り行う場所でも
あった象徴的な「メディソン・ホイール」の極意に触れていきます。
この機会に、カナダ先住民族の叡智を生活に取り入れていってはいかがでしょうか?

ファースト・ネーションの独特な文化を紹介し、カナダでのアート・セラピーの実際を
スライドを通してご覧頂いたワークショップ。
彼ら独特の信条や儀式から学ぶところはたくさんあったようです。

ここまででワークショップの内容のご紹介はおしまいです。
岩手では1日3~4のワークショップ+αと、私も、そして、参加者の方たちも
強行軍のスケジュールをこなしました。

この他に個人セッションも希望者を募り、たくさんの方々とアートを介して
心理療法をさせて頂きました。

個人セッション

マンツーマンで行うアートセラピーです。悩みや人生の方向性・人間関係など漠然と感じている
気持ちなどをアートで表現してみることによって、自分の 気持ちをハッキリと目で 見ることができ、
これからどうしたいのかが明確になります。
心の核となる部分に触れることができるため、自分の人生を豊かなものにしていくきっかけを
つかむことが出来ます。

アートにはそれぞれの方の生き方が如実に表現され、改めてアート・セラピーの威力を実感しました。

岩手会場は、また訪れたい地の一つです。