2013年8月31日土曜日

【ポップ・アップ】アートと詩のコラボ 

数年前から、アクリルや水彩絵の具を用いて制作したアートに自作の詩(日英両語)を綴ってアートと詩のコラボ作品を制作しています。
I have been creating collaborations of my visual images with poetry go with. I introduce you my works with English translations.

今回のタイトルは『ポップ・アップ』です。
The title of this work is "Pop Up!"
 『ポップ・アップ!

口から言葉が発される瞬間に
そこに言霊が宿る
想いがさまざまな色のオーラをまとい
飛んでいく、バネがはじけるように

ポップ・アップ
想いに命を吹き込もう 

  Pop Up! 

The soul of language dwells from a mouth  
When words are made up.  
So that the words are flying like a spring 
With the colorful auras of the thoughts.

Pop up!
Let's make lives of our thoughts
 【制作のプロセス】
キャンバスにバネが上に伸びているようなイメージを描きました
 I drew a purple spring upward.


背景を塗ってからオーラのアウトラインを描きました
After painting the background, I outlined auras with each color.

それぞれのオーラの色を塗って命を吹き込みました。
Finally, I painted each auras with colors.




2013年8月30日金曜日

5/26/13 5.第154回グメスの会例会 特別アート・セラピー講演・演習会 『アート作りで心のケアを!』ベイシア文化ホール 

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます
5/26(日)第154回グメスの会例会 特別アート・セラピー講演・演習会 『アート作りで心のケアを!』 会場:ベイシア文化ホール:群馬県民会館
共催:群馬県糖尿病メディカルスタッフの会、高崎栄養士会、日本イーライリリー 

 『アート作りで心のケアを!』講演会:10:00 - 12:00 グループ・カウンセリング:13:00 - 16:00
 「グメスの会」とは、群馬県糖尿病メディカルスタッフの会のことです。今回の講演・演習会は糖尿病患者のケアをしている方々を対象に行われました。
群馬県糖尿病メディカルスタッフの会代表の安部純先生より開会のご挨拶を頂きました。
司会進行役は、宇都木医院院長の宇都木敏浩先生でした。 
まずはスライド・プレゼンテーションでスタート


キネシオロジーを取り入れたエクササイズで右脳と左脳のバランスをよくして、演習に進みました。



アート・セラピーの演習に入ると、皆さん真剣に手を動かしていました。グループ毎にイメージを描くエクササイズをしてみたら…








それぞれのグループが描いたグループ画にはさまざま共通点がありました。お互いに作業を見ていなかったので、共時性的な現象だったように感じました



  ランチを挟んで午後の部が始まりました。

 午前の部に参加された方のほとんどが午後の部に残られました。そして、午後の部から参加して下さった方々もいらっしゃいました。
群馬県で活躍なさっている、アート・音楽・ダンスのそれぞれの分野の表現芸術セラピストの方々も駆けつけて下さり、とても心強く感じました。











カナダで臨床しているアート・セラピーの写真もご覧頂きました。

感情の浮き沈みはだれにもあること。カナダの医療の場で用いられている両手を緊張弛緩を繰り返す気持ちを落ち着かすリラックス法:呼吸法のテクニックを練習しました。
講演・演習会が閉会になる前に、自宅に持ち帰るために、グループ毎に作品を千切ってもらいました。この作業が楽しい!と盛り上がりました。

講演・演習会の最後に自作の『よちよち歩きから始めよう』を朗読しました。




『よちよち歩きから始めよう』

私は日本で生まれ育った。
中学で英語のクラスが始まった時、
ワクワク・ドキドキしたっけ。
英語ができるようになって、
いつか海外に行くことを夢見て。

日本語を教えにカナダにやってきた時、
夢が実現した!って嬉しかった。
でも日本の文化を教える知識はあったけど、
      英語の読み書きやしゃべりは      
うまくできなかった。

自分が理解されなかった時の不満感
うまく書けなかった時の不安感
他の人が話していることが分からなかった時の
救いようのない気持ち
全て味わってきた。

だから、私にはわかる。
自分が理解されず、受け入れられず、
本来の自分の価値を分かってもらえない時の苦しさを。
ただ、他の人の期待に沿うようにできないために。

そんな気持ちの時は,
よちよち歩きから始めよう。
自分は違うよさを持っていることを示し、
自らの気持ちを表現し、
できるだけのことをしてみようよ!

このよちよち歩きは変化を生み出す、
そして、夢の実現に導いてくれる。
少しずつ、毎日一歩ずつ
        明るい未来に向かって        
 歩み続けていけばいい。


Baby Steps Make Changes

I was born and raised in Japan.
When I started to learn English in grade seven,
I was excited and thrilled,
And dreamed of going abroad in the future. 

When I came to Canada to teach Japanese.
I felt like my dream had come true.
I had much knowledge in teaching Japanese culture.
However I could not write, read or speak English well. 

I was frustrated when others didn't understand me,
I was anxious when I couldn't write well.
I was helpless when I couldn't understand what others were saying. 

I know how hard it is when we are not understood,
When we are not accepted,
And when we are not valued for who really are
Because we cannot do things the way others expect.

Then we start to walk with baby steps.
We can show we have different qualities,
And begin to express our inner feelings,
Striving to do the best we can.

These baby steps make changes,
Changes that lead to our dreams coming true.
Little by little, one day at a time,
We step forward towards a bright future.


© Eiko Emily Uehara 2009.  All Rights Reserved.


今回の講演・演習会でご尽力を尽くして下さった各共催先の代表の方々にカナダの招福のシンボル、ドリーム・キャッチャーを寄贈しました。

日本イーライリリーの藤本信也様
司会進行役の群馬県糖尿病メディカルスタッフの会/宇都木医院院長の宇都木敏浩先生
高崎栄養士会の小野沢しのぶさん
 参加者の声を伺ってみると、
「久しぶりに絵を描く機会が持てて楽しかったです。アート作品は残るので、後から自分の歴史を振り返ることができるところが、面白いと感じました。」
「仕事柄、他者をケアすることが多いので、ついつい自分のことを後回しにしていました。今日は自分のリセットの時間が作れてよかったです。セルフ・ケアをもっと学びたくなりました。」
ピースが大好きな宇都木先生の音頭で皆さんVサインをして写真撮影。

 「来年は患者さんも参加できるようなアート・セラピーの講演・演習会を!」
とのお言葉を頂き、光栄でした。

2014年5月25日(日)に同地で第二回のアート・セラピーの講演・演習会を予定しております。
また、皆さんにお目に掛かれることを楽しみにしています。 

本日、カナダの自宅に群馬県糖尿病協会会報『ぐんとう』の第26号が届きました。
私の5月のアート・セラピーの講演・演習会のもようを執筆した記事がp.5に掲載されていました。
講師としてだけでなく、このように体験記を執筆する形で関わらせて頂けたことも光栄です。

また来年の5月にアート・セラピーの講演・演習会で皆さんにお目に掛かれることを楽しみにしています。


2013年8月27日火曜日

5/21/13 石川県内リハビリテーション医師の勉強会 金沢医科大学病院

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

5/21(火) 石川県内リハビリテーション医師の勉強会
金沢医科大学病院

今回の講演会のタイトルの前に番号が付いていないのは、
日本に着いてから決定した講演だったためです。
この勉強会ではカナダのアート・セラピーの実践について講演させて頂きました。 

この勉強会への参加者は、金沢大学、金沢済生会、金沢脳神経外科、やわたクリニック、城北病院、さはらクリニック、衛生学など、ご専門が内科医、整形医、産婦人科医、産業医と多彩な顔ぶれでした。

カナダで臨床をしているアート・セラピーの事例をパワーポイントを用いてお話させて頂きました。

クライアントの作品やアート・セラピーの経過についてリハビリの第一線の先生方から、さまざまな質問が寄せられました。リハビリを受けている患者さんに対して心理療法の一分野であるアート・セラピーにご興味をお持ち頂いたことがとても嬉しかったです。
今回、この勉強会にお誘い頂きました先生から、 

「今回のアート・セラピーの講演の石川県のリハ医の皆さんへのインパクトは、かなり大きかった」

とお伝え頂け、とても光栄です。

来年は、実際にリハビリの現場でアート・セラピーをする機会が持てるようでしたら幸いです。

2013年8月23日金曜日

5/20/13 3.『心のアートワークin津幡』石川県河北郡津幡町 

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます
5/20(月)『心のアートワークin津幡石川県
主催:ベスタの会、津幡町子育て支援ネットワーク、
共催:津幡町社会福祉協議会、
後援:(公財)いしかわ子育て支援財団 
会場:石川県河北郡津幡町役場庁議室


 会場はこの役場の会議室でした。

会場には私のアートと詩のコラボ作品を展示させて頂きました。

こちらが今回のワークショップを主催したVESTAの会のロゴのバナーは
スケルトン風。ママと赤ちゃん、そして♡が描かれています。
  VESTAの会の代表の藪下佳代さんより開会のご挨拶

キャンセル待ちまで出たこのワークショップ。
満員御礼で、たくさんの方々が参加して下さいました。

ウォームアップ・エクササイズの後、グループメンバーひとりひとりに
自分の印象のイメージ画を描いてもらいました。




ボランティアとしてイメージ画をシェアして皆さんに

それぞれのイメージ画の感想をお話して頂きました。

ほとんどの方が皆さんの描いてくれたポジティブなイメージ画に感動し、今まで自分が自信に対していかに厳しい目を向けネガティブな
セルフ・イメージを持っていたかを実感
なさっていました。 

『一人の人間として、また、女性、妻、母などの役割を統合して、
これから、どのようになっていきたいか


 
 このテーマのグループ画の作業には熱が入り、
自然に立ち上がって作業する姿も。

できあがったグループ画は…



どれもユニークでポジティブな作品に仕上がっていました。 
VESTAのロゴ入りバナーと共に集合写真 

同日の夜にはワークショップ主催グループを中心に
懇親会が催されました。


別件で残念ながらワークショップには欠席なさった
 (公財)いしかわ子育て支援財団の方も駆けつけ、
ワークショップの感想に耳を傾けて下さいました。

「来年もこのようなアート・セラピーのワークショップを開催したいね!こんなテーマは?アイディアは?」
と話が盛り上がりました。

来年も気づきの『心のアート・ワーク』ワークショップで
皆さんとお目に掛れるのが今から楽しみです。