来月もこの調子で春に近づいていきますように!
えっ、ここが学校?
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
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地元学区域が一般住宅を買い上げて、高校生(2・3年)で
妊娠・出産を経た女生徒が復学するためのデイ・ケアに宛てたのは、
私にとってビックリな話だった。
今でも一学年200人の生徒のうち、2~5%くらいがこのような体験をする。
祖父母が孫の面倒みて女生徒は復学するケースもあるので、
昨年は2名しかこの施設を使わなかった。
ある意味、もったいなかった。
私が一対一のアート・セラピーをしている代替教育プログラムの内のひとつ、
元小学校校舎は今年度売りに出されることに。
このプログラムは別の校舎への引っ越しを余儀なくされた。
そこで、定員10名(現在7名が在籍)のこのプログラムは、
このおうちセッティングのクラスに引っ越すことに。
転地や退学なども起こるので、生徒数は年間を通じて増減する。
裏口から入ると、生徒一人一人にロッカーが設えてある。
表玄関を入って上がった所にカウチがコの字に置かれた居間。
ここで先生のお話しや朝礼、休み時間を過ごす。
バルコニーの横にグループで課題などをする時のスペースが。
元々は一般住居なのでキッチン付き。
二間をぶち抜いて床をリノニウムにして教室に。
発達障害の生徒もいるので、集中できるよう
机はパーテーションで区切ってある。
このプログラムがユニークなのは、
生徒一人一人の学習ニーズに合せて
各々のカリキュラムを作り学んでいること。
個人で学習時間、また、クラス、グループで課題に取り組むことも。
窓が大きくて日が入るのが嬉しい。
生徒一人一人が使える台数のコンピューターがあるのは恵まれている!
廊下を通ると、バスルームが。
北米の一般的な作りなのでトイレとお風呂が一緒になっている。
先生のオフィスをお借りしてアート・セラピーのセッションを。
この部屋はマスター・ベッドルームなので、スィーツになっている。
トイレとお風呂が併設されているので、絵の具を使ってもすぐに
水場に行ける。
半地下にはストレージの他、有酸素運動やウィエイトのマシーンが入り、
プール・テーブルが運び込まれて昼休みを楽しめるようになる予定。
生徒たちに新しい学校はどうかと尋ねると、
「前の校舎は日陰で暗かったので、
明るい家に引っ越して嬉しい。
とっても居心地がいいよ!」
学校に内履きを持っていったり、前ほどアート作りの教材がないので
手持ちの材料を持ち出ししたり、私にとってもこの引越しは変化となった。
生徒たちがおうちセッティングの環境を気に入っているならよかった!