2013年9月30日月曜日

6/28/13 21. 『能力アップするブレイン運動をやってみよう!』&勉強会 近藤良一先生勉強会:ハートビートの会 大阪第三ビル


21.6/28() 『能力アップするブレイン運動をやってみよう!&勉強会13:00-17:00 近藤良一先生勉強会:ハートビートの会 会場:大阪第三ビル
 
ハートビートの会は、医療、福祉、美術関連等や、お子さん対象のアート・インストラクターの集い。


長年、医療機関で作業療法の一環として絵画療法を担当していらっしゃる近藤良一先生の編み出した『集団絵遊び療法』について学んでいらっしゃいます。

近藤良一先生のHP:http://www.ab.auone-net.jp/~rkokondo/T1.htm


会場からは大阪の摩天楼が!
皆さんが切り紙でデコレーションして下さった手作りのバナーに感激!
近藤先生と2ショットです
近藤先生のご挨拶に聴き入る参加者。

講演内容は前半は大阪アーツエンターテイメント学院で開催したのと同じ『能力アップするブレイン運動をやってみよう!』でしたが、選んだ図形による性格傾向や、事例についての話し合いなどが勉強会部分で行われました。   

日本でアート・セラピーのワークショップを行うと参加者がもっとも気合が入るように見受けられるのがグループ画の作成。周りと協調して素晴らしい作品を仕上げる様子を拝見し、チームワークが評価される文化で生きてきているんだな~と感じられました。
「いろいろ出てきたね」
 「何色で塗ろうかな…」
 暫し、茫然…
それぞれのグループのグループ画と共に全員で撮影!
参加者の笑顔は自然な感じで、瞳が輝いています。

参加者の感想は…

「近藤先生のアート・セラピーからたくさん学んでいるので、カナダのアート・セラピストのワークショップに興味を持って来ました。事例ひとつにしても日本とは大分違うので、この会に参加して刺激になりました」

「色を専門にしているので、アート・セラピーに興味を持って参加しました。脳の活性化にアート作りを交えていたので、印象的で記憶の残り易かったです」

「アドラー心理学の関係でこのワークショップに参加しました。会の進行の仕方やコミュニケーションの取り方など、一味違ったアプローチが素晴らしかったです!」

ハートビートの会の講演後は、恒例の茶話タイムが設けられています。それぞれのグループと一緒にお茶を飲みながら語り合い、素晴らしいひとときでした。




来年はどのようなテーマでハートビートの会で勉強会をしようかと、
考えているだけでワクワクしています。

来年もハートビートの皆さんにお目に掛かれることを楽しみにしています。

2013年9月25日水曜日

6/27/13 20. 『能力アップするブレイン運動をやってみよう!』 大阪アーツ☆エンターテイメント学院

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

20.6/27()『能力アップするブレイン運動をやってみよう!
会場:大阪アーツエンターテイメント学院 

大阪アーツエンターテイメント学院: http://www.arts-ent.jp/

このような学校のサイン、今まで見たことなかったです!
このワークショップは、ブレイン運動を体験して頂き、脳の活性化に効果がある行動にフォーカス。ロールプレイをして答えを当てたり、
グループでアート作りをしたりと盛りだくさんの内容でした。
同学院の高校生も参加し、幅広い年齢層の参加者が集まりました。
アート・セラピーのワークショップにこんなに男性参加者が来て下さって感激でした。 

「今日、学んだことを活かしていく」テーマのグループ画。どんな
イメージができあがるかな?
グループでひとつのイメージを創り上げるのに、リーダーシップを取る人が出てきたグループ。
 自然発生的にそれぞれが描き出していったり、
 話し合いながら描きあげていくグループも。

それぞれのグループが独自のやり方でグループ画を作成していくプロセスは、とても興味深いものでした。
縦にグループ毎に並んでグループ画を持って写真を撮りました。
グループ画は皆さんに気に入った部分を千切って持ち帰って頂きます。手で紙を千切るのが思いのほか楽しいのです~
ワークショップ終了後は、同会場で懇親会。飲んでつまんで話が盛り上がってきたら、なんと学校にカラオケがあることが判明。画面を見ながらカラオケ歌っています!

また、このような幅広い参加者対象のアート・セラピーのワークショップを開催したいです。

2013年9月24日火曜日

6/27/13 19. 『発達障がい児の保護者と支援者のためのアート・セラピー』「虹の会」主催  大阪みのお市民活動センター 

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

19.6/27()発達障がい児の保護者と支援者のためのアート・セラピ』「虹の会」( こども発達支援センター 』傘下『 青空 (そら) 親の会名称

会場:大阪みのお市民活動センタ
 箕面市立の施設が会場でした。
スライド・プレゼンテーションと講演:

アート・セラピーとは、どのようなものなのかの説明。そして、カナダでの臨床の様子のスライドプレゼンテーションをして、実際の学校・幼稚園・保育所・家庭等へフィードバックする具体的な方法を伝授しました。 
アシスタントを務めて下さった大阪在住のアート・セラピストのスー・リーさんと共に。
 アート・セラピーについての問題に対して、近隣の人と話し合いをして回答を考えています。
スライド鑑賞後は、実際にどのようにアートを介して発達障がいを持つお子さんとつながりを持つかを学んで頂きました。

質疑応答の時間には、事例に関するたくさんの質問が寄せられ、参加者の熱心な態度が伝わってきました。

アンケートを見てみると…

「支援する時はどうしても教育・指導しなくてはと思ってしまいます。アート作りをコミュニケーションの媒体として捉えるところが新鮮でした」

「アートと聞くと絵を描かせないきゃ、と肩に力が入っていました。今回の講演会に参加して、たとえ子どもが描いたものが落書きでも、そこから一緒にお話を作ったり、遊んだり、できることはたくさんあるのだと気づきました」

「うちの子どもはアートが大好き。どんなふうに導いたらいいのかと悩んでいましたが、親や兄弟と一緒に楽しむことから始めたらいいのだと気づきました」

参加者の皆さんにアートを介して発達障がいをお持ちのお子さんとの心のふれあいのきっかけの手掛かりを掴んで頂けたら本望です。
講演会の後のランチ風景。意味深い話題を共有しました。
またこのような講演ができる機会を頂けると嬉しいです。
 



2013年9月23日月曜日

6/23/13 17. 『もっと知りたいアドラー心理学講座:アートセラピー』すずかの杜主催 会場:鈴鹿青少年センター

お詫びこのトピの作成文書の書式がなぜかうまくコントロールできず、読み難くなってしまいました。ご容赦下さいませ。

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

17.6/23(日)『もっと知りたいアドラー心理学講座:アートセラピー
すずかの杜主催 会場:鈴鹿青少年センター大研修室 
  
アドラー心理学を学ぶ会 三重「すずかの杜」
http://www45.atwiki.jp/adler-mie/

鈴鹿と聞くと反射的に出てくるのが「サーキット場」
今回の会場は白子という駅からの方が近かったです。
大研修室を貸し切ってのワークショップには、
たくさんの方が参加して下さいました。

お子さん連れも大歓迎でしたので、幅広い年齢層でした。
脳の働きをよくする運動をして、心身をリラックスして始めました。
ペアになってアート・エクササイズをしてから、アドラー心理学を取り入れた
自分を動物になぞらえ、
グループの中で一枚の紙のどこに配置するか、に取り組みました。
  
 「どこに置こうか?」
 「紙に収まらないよ~」
 「同じ場所に置きたい人がいたら、どうする?」
 「試しに置いてみて、様子見てみようか」
アドラー派のコットマン博士による人間の4つの優位性を
4つの生き物から選んで、その特異性を話し合うエクササイズ
  
それぞれのグループが選んだ生き物を描いて、
どんなセールス・ポイントがあるのかを模索しました。
参加者の声を聴いてみると…
「アートが苦手なので、参加するのに勇気が要りました。
でも、やってみたら絵の上手い下手は関係なくてホッとしました」
「アドラー心理学はタイプ別で考える要素があり、今日のアートを用いた
 エクササイズも考えながら楽しみ、気づきや学びがありました」
「こどもを連れてきたので、どうかな、と思っていましたが、
動物の絵を描いたりして、大人と一緒でも楽しく参加できました」 
 
自分の作品の生き物と共にポーズ!
ワークショップ後のランチ会でもお話は尽きず、
盛り上がった「すずかの杜」のワークショップでした。
また、ワークショップを企画して、皆さんに
お目に掛かれることを楽しみにしています。

 

2013年9月21日土曜日

6/22/13 16. 『発達障がい児の保護者と支援者のためのアート・セラピー』 名古屋市名東区

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

16.6/22(土)『発達障がい児の保護者と支援者のためのアート・セラピー』 
名古屋市名東区
アロマセラピストのサマンサさんにお招き頂きアート・セラピーのワークショップを展開しました!

サマンサさんもご自身のブログでこの日のことを綴っています。
 http://ameblo.jp/duoherajp/day-20130627.html


さまざまな度合いの発達障がい児とのかかわりの中で「アート」がどのように使われているのかを実際のクライアントのアート作品のスライドでご覧頂き、カナダでの心理療法や発達障がいの現場の講演をしました。

実際にどのようにアートを介していくかを皆さんにペアでのエクササイズ、ロール・プレイなどの演習を通して体験して頂きました。
どんなふうに発達障がいのお子さんがアート作りをしているのか、
作品の写真を見たら一目瞭然!
北米で販売している香り付きマーカーは、年齢を問わず楽しめます。

「この色はなんの香り?」
 そんな問いかけから他愛ない会話が生まれます。
ペアになって、アート・エクササイズ。想像力を用いるゲームはその人の感覚が表われるので、とっても楽しい~

発達障がい児のケアをする方たちは愛情たっぷり!
でも、時には心の疲れを感じることも…

そんな時に、オイルパステル、色鉛筆、マーカーなどで、心ほぐしに絵を描いてみたり、
色や線を用いてイメージを形にしてみる。 
手軽にセルフ・ケアできる方法です。

 ワークショップの感想をお訊ねしてみると…

アート・セラピー試してみて明日への希望に繋がりました!」

「アートで心が解放されると実感しました」

「コミュニケーションって言葉にこだわりがちだけど、アートを
介すると、言葉を超えて関わりあえるんですね」
最後は気に入った作品を手にポーズ!
私が手にしているのは、カナダから皆さんにとお持ちしたポップコーンのカラメル掛けです。

来年も名古屋で第二回目のワークショップを予定しています。
盛りだくさんの内容にしようと、今からワクワクしています!

2013年9月19日木曜日

6/18/13 15. 聖路加病院 小児病棟でアート・セラピー

遅ればせながら、2013年5~7月に行われた日本でのアート・セラピーの活動を綴っていきます

15.6/18(火)聖路加病院 小児病棟でアート・セラピー
 

こんな色鮮やかなサインもありました。



エレベーター・ホールには絵と椅子がさりげなく置かれていました。



アート・セラピストの私と、臨床美術士の田中倫子さんが企画して 小児病棟で行ったのは、

こどもアート・ワークショップ『作って、描いてお楽しみ会』 



私はこどもの頃に気管支喘息を患い、入院生活を余儀なくされたことがありました。制約が多く、自由にできないことで不満が募り、
とても味気ない想いをしていました。

もし、あの当時、アート・セラピーの実践が入院病棟で行われ心のケアを受けられていたら、治療は痛くて辛く、家族から離れて寂しく、病気で不安な入院生活は
大分印象が違うものとなったことでしょう。

アート・セラピストとして活動を始めた頃から、いつか小児病棟での心のケアの一貫としてのアート作りを開催したいと願っていました。
念願が叶って、本望でした
さまざまな画材やクラフト材料を用意しました。どのような画材が使用可能かを確認してからスタートしました。
まずはお絵かきから。オイルパステルでお絵かきしました。
「こんなのが描けたんだ~」
お子さんの作品をひとつずつグループでシェアしました。
「何を描いたのかお話してみてね」
みんな一生懸命、作品について語ってくれました。
「指に絵の具を付けて描いてみたよ」
「シールを選んで貼るのって楽しいね」
「僕たちが作った作品だよ!」
「みんなで参加して作ったグループ画!」
 これらの作品は病棟に展示されることになりました。
カナダでは売っているのをよく見掛けますが、日本では手に入りにくい色つきの羽を用意しておきました。思った通り、羽は大人気でした。

「粘土を使って何を作ろうか?色つきの羽も使っていいんだって」
いろいろな作品ができあがりました
 あるお子さんは、時間の最後まで熱心に作業を続け、
自分の枕元に置くためのデコレーションを完成させました。
闘病生活の中で、自分の選択で完成させたこの作品は、
彼女にとって特別な意味を持っています。

入院中のお子さんにとって、この2時間のアート・ワークショップは特別な意味がありました。

学齢前のお子さんでも飽きたり、文句を言ったりすることなく、集中してアート作りに励んでいました。

お子さんたちに尋ねてみると…

「いろいろな作って楽しかった」

「お絵かきだけだと飽きちゃうけど、
粘土とか、羽とかあったのがよかった」

「あっという間だった。もっと遊びたかった」

病院スタッフの方々のお言葉は…

「今まで見たことがような活き活きした表情をしていました」

「今日は調子が良くないと言っていたので、どうかなと思いながら
参加を許可しました。 ところが、とても楽しそうに
2時間のアート作りをやり遂げてビックリしました」

今後は、病棟のお子さんたちへのアート・ワークショップ、そして、お子さんに接している病院スタッフの方々へのアートを通したお子さんへの接し方ワークショップなどを実現させていきたいです。