こちらの会場でのワークショップは今回二度目。
今年もNPO法人姫路こころの事業団にお招き頂きました。
今回も会場に泊まり込み、週末三日間の日程のワークショップを成し遂げました。
a. 7月8日(金) 13:00-15:30『親子でアート・セラピー』
親子で一緒にアートを作ってみたら、どんなものができるかな?
作品を持ち帰って飾るのはとっても楽しみ。
そして、お子さんと一緒にアートを作り上げるプロセスをお楽しみ下さい。
このワークショップは親子を対象としたのですが、都合で来られなくなった方もいたので、
親子プラス大人のセッションになりました。
お子さんも、大人の参加者も、みなさんが楽しまれたセッションとなりました。
しかも、お子さんはおねむになってしまい、お昼寝してしまったので、
写真には写っていないんです。
b. 7月8日(金) 18:30-21:00『心の繊細さにフォーカス』
日本人は気配りという長所があるけれど、それが逆に心の疲労につながっていることも。
自分の心の繊細さや、スリルを求める度合いをテストやアートを使って
探索してみましょう。
このワークショップでは、心理テストの数値に基づいて自分の性質を理解し、
自分を活かしていく方向性を探ってみました。
参加者の描いた絵には、これからの可能性が活き活きと表れていました。
c1. 7月9日(土)9:00-12:00『脳トレより効果的?ブレイン・フィットネス』
脳のフィットネスは、身体運動によって脳を活性化させます。脳の筋トレのようなもの。
世界約 80 カ国の教育機関等で導入されているこの方法を試してみませんか?
する前と後に作ったアートにどんな違いが見られるでしょうか?
実際に身体を動かして練習してみると、
身体のほぐれが脳のほぐれに関わっていることが体得できます。
参加者の描いた絵に明らかに違いが表れました。
c1. 7月9日(土)13:00-15:30 『北米直送!アートでマインドフル心理学』
北米で盛んになっているマインドフルネス心理療法をいち早くご紹介します。
自己成長にはどんな方法をとっていけばいいのでしょうか?
心をいま、ここに集中させる方法はいろいろあります。
実際に心に氣を集中させてみたら、参加者の顔つきがリラックスしました。
みんなで一つのアートを作るのも楽しそう。
d. 7月10日(日)10:00-13:00『心の音色はどんな色?』
声楽を専門とされている折笠裕子先生をお招きし、心から声を出して歌うことの
喜びを味わいながら、アート作りとのコラボをお楽しみ下さい。
声楽のパートは折笠裕子先生のご指導により、二曲歌い上げました。
その後のグループ・アートの時間は大盛り上がり!
高揚した気分がアートによく表れていました。
e. 7月10日(日)14:30-17:00 白浜でアフリカン・ダンス、ジャンベ・ドラムのジャム
白浜の浜辺で地元アフリカン・グループのDuniDuniによる、
アフリカン・ダンスのワークショップとアフリカン・ドラムのジャンベの演奏、
ジャム・セッションなどをお楽しみ頂きます。
浜茶屋を貸し切ってのアフリカンのワークショップ
私もDuniDuniの演奏で何曲か踊らせて頂きました
ダンス後の皆さんの晴れやかな笑顔!
今年もアート・セラピーを介して新しい出会いがたくさんありました。
忙しくも実りある姫路白浜ワークショップでした。
どんな絵ができあがるかよりも、アートを作ることそのものを大切にする 『心のアート・ワーク』。カナダBC州公認アート・セラピストがカナダと日本の アート・セラピー活動を綴っていきます。 Facebookページ:https://www.facebook.com/kokoronoartwork/
2011年8月31日水曜日
2011年8月29日月曜日
7/4 特別支援クラスでのセッション
あっという間に8月も終焉を迎えています。
時間は経っておりますが、日本での7月のアート・セラピーの模様を書き綴ってみます。
石川県にある特別支援学校をお訪ねし、
昨年もセッションをした肢体不自由部門の生徒さんたちにセッションをして来ました。
このクラスの生徒さんは歩行補助器具の使用や車椅子生活をしています。
学校にあったジャンベを初めて叩いてみて、気分が高揚したY君
去年、セッションしたことを憶えていて、楽しみにしてくれていました。
今年は1人生徒さんが増えて、三名と同時にセッションすることに。
みんなカナダから持参した香り付きマーカーに大喜び!
話すことができない生徒さんは、気に入った香りには頷き、
気に入らない香りには鼻をつまんで意思表示していました。
生徒さんの「先生、ドラム叩いて!」の声に、熱演してしまいました。
みんなの弾けるような笑顔が見られて感無量でした。
「来年も来てね!」と見送ってくれた生徒さんたち。
きっとまた会おうね!
時間は経っておりますが、日本での7月のアート・セラピーの模様を書き綴ってみます。
石川県にある特別支援学校をお訪ねし、
昨年もセッションをした肢体不自由部門の生徒さんたちにセッションをして来ました。
このクラスの生徒さんは歩行補助器具の使用や車椅子生活をしています。
学校にあったジャンベを初めて叩いてみて、気分が高揚したY君
去年、セッションしたことを憶えていて、楽しみにしてくれていました。
今年は1人生徒さんが増えて、三名と同時にセッションすることに。
みんなカナダから持参した香り付きマーカーに大喜び!
話すことができない生徒さんは、気に入った香りには頷き、
気に入らない香りには鼻をつまんで意思表示していました。
生徒さんの「先生、ドラム叩いて!」の声に、熱演してしまいました。
みんなの弾けるような笑顔が見られて感無量でした。
「来年も来てね!」と見送ってくれた生徒さんたち。
きっとまた会おうね!
2011年8月7日日曜日
8/5 地元紙に記事が掲載
カナダBC州サーモンアーム市の週刊地元紙に
私の日本でのアート・セラピー活動の記事が載りました。
いつもは自分が新聞記者として先方を取材しているので、
今回は逆の立場で自分がインタビューされて、面白い経験でした。
自分なりに記事の翻訳文を書いてみました。
「今年の前半に起った三つの大惨事(地震、津波、原子炉溶解)後に人生や自治体を
立て直すことに対して、日本国民の慈愛と復興力は大いに役立ってきている。
サーモンアーム市在中のBC州公認アート・セラピスト/カウンセラーの
上原英子氏は彼女の母国である日本から6週間の滞在を経て戻ってきたばかりである。
彼女は日本でセラピストへの教育や、被災地の人々に尽力を尽し、
共感疲労に陥っている岩手県の人々に対して直接的に働きかけてきたのだった。」
週刊新聞Friday AM紙 :カナダBC州サーモンアーム市発行
2011年8月5日号 P.10
http://www.friam.ca/issues/aug-am.pdf P.9/15
私の日本でのアート・セラピー活動の記事が載りました。
いつもは自分が新聞記者として先方を取材しているので、
今回は逆の立場で自分がインタビューされて、面白い経験でした。
自分なりに記事の翻訳文を書いてみました。
「今年の前半に起った三つの大惨事(地震、津波、原子炉溶解)後に人生や自治体を
立て直すことに対して、日本国民の慈愛と復興力は大いに役立ってきている。
サーモンアーム市在中のBC州公認アート・セラピスト/カウンセラーの
上原英子氏は彼女の母国である日本から6週間の滞在を経て戻ってきたばかりである。
彼女は日本でセラピストへの教育や、被災地の人々に尽力を尽し、
共感疲労に陥っている岩手県の人々に対して直接的に働きかけてきたのだった。」
週刊新聞Friday AM紙 :カナダBC州サーモンアーム市発行
2011年8月5日号 P.10
http://www.friam.ca/issues/aug-am.pdf P.9/15
2011年8月5日金曜日
6/26 グリーフ・カウンセリング・センター講演・演習会
先日、6・7月の一ヵ月半の日本滞在を終えて7月末にカナダに帰ってきました。
今回の日本滞在も昨年に負けず劣らずハード・スケジュールでした。
このブログにリアル・タイムでアート・セラピーの講演などの模様を更新したかったのですが、
カナダに帰ってきてからアップすることになってしまいました。
去る、6月26日(土)千代田区の『ちよだプラットフォーム』で
グリーフ・カウンセリング・センター主催による
『アートを用いたグリーフ・ワーク』の講演・演習会が催されました。
グリーフとは何でしょう?
Grief:悲嘆に暮れること
近親者の死などの喪失感と向き合うための作業を意味します。
G.C.C.:グリーフ・カウンセリング・センターのHP
今回、GCCの認定グリーフ・カウンセラー向け資格保守を目的とした
二日間の「強化セミナー」の、後半1日の講師を務めさせて頂きました。
センター代表者も参加してのこのセミナー、皆さんの熱意がこちらにも伝わって来ました。
会場はビルの一室の会議室でした。
スライドを用いた問題提起や、アートの写真観賞。
その後に実際にアートを制作する演習が行われました。
それぞれに描いたアートを見せながらシェアする場面
センター代表自らグリーフへの思いを語りました。
感情の交換もグリーフの大切な過程の一部。
一般的には公に話し合うことのない悲しみの感情。
このセミナーでは、カウンセラーの資格を持った参加者が、
その過程にどのようにアートを用いて関与していくかを学んで頂きました。
「今日はアートで感情を表現することについて、たくさんのことを学びました」
ある参加者が私にこのような言葉を掛けて下さいました。
皆さんのこれからのグリーフ・カウンセラーとしての活躍が楽しみです。
今回の日本滞在も昨年に負けず劣らずハード・スケジュールでした。
このブログにリアル・タイムでアート・セラピーの講演などの模様を更新したかったのですが、
カナダに帰ってきてからアップすることになってしまいました。
去る、6月26日(土)千代田区の『ちよだプラットフォーム』で
グリーフ・カウンセリング・センター主催による
『アートを用いたグリーフ・ワーク』の講演・演習会が催されました。
グリーフとは何でしょう?
Grief:悲嘆に暮れること
近親者の死などの喪失感と向き合うための作業を意味します。
G.C.C.:グリーフ・カウンセリング・センターのHP
今回、GCCの認定グリーフ・カウンセラー向け資格保守を目的とした
二日間の「強化セミナー」の、後半1日の講師を務めさせて頂きました。
センター代表者も参加してのこのセミナー、皆さんの熱意がこちらにも伝わって来ました。
会場はビルの一室の会議室でした。
スライドを用いた問題提起や、アートの写真観賞。
その後に実際にアートを制作する演習が行われました。
それぞれに描いたアートを見せながらシェアする場面
センター代表自らグリーフへの思いを語りました。
感情の交換もグリーフの大切な過程の一部。
一般的には公に話し合うことのない悲しみの感情。
このセミナーでは、カウンセラーの資格を持った参加者が、
その過程にどのようにアートを用いて関与していくかを学んで頂きました。
「今日はアートで感情を表現することについて、たくさんのことを学びました」
ある参加者が私にこのような言葉を掛けて下さいました。
皆さんのこれからのグリーフ・カウンセラーとしての活躍が楽しみです。
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