11.6月7日(土)に『心の繊細さにフォーカス・あなたの繊細値は?』
が『和み彩香』メンバーの石山松江さんの主催により、
愛知県長久手市の長久手文化の家で開催されました。
施設が充実している会場。午前中はアート・セラピーの個人セッション
3件が実施されました。
ワークショップ『心の繊細さにフォーカス・あなたの繊細値は?』
日本人は周りに対して気配りをする長所があるけれど、
その反面、外界からの影響を受けやすく心が
疲労しやすい面も。
自分の心の繊細さやスリルを求める度合いを
心理テストで数値を出してみたらどんな結果が
表れるでしょうか?
もし、心の繊細さやスリルを求める度合いが強い方は、
生理学的に刺激に対して過敏なので、自覚して
自己管理していくことで心の疲弊が軽減されます。
どこの国でも社会的にはある程度鈍感=強いというイメージがあり、強くあることが望ましいとされていますが、
心が繊細であるからこそ持ち得る特性にも注目していきましょう。
また、ご自分の数値が思ったほど高くなかった方は、
身近な方の中でこのタイプであると察される方への
より深い理解、そして、どのように関係性を持っていけば
よいのかの情報源としてこのワークショップを活用して
頂くことができます。
このワークショップでは、最初にパワーポイントで
アート・セラピーとはどんな療法なのかを学びました。
ペアになってアート・エクササイズをしました。
そして、クレパスでご自分のイメージを描いて頂きました。
ここで心の繊細さ指数:Highly Sensitive Personの自己診断テストをして、ご自身の繊細さをチェック。
設問の半分以上に「はい」と答えた方は、心の繊細さ指数が高い方。
外的な刺激に過敏で、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまう
傾向が見られます。
次に、刺激を求める指数:High Sensation Seekingの自己診断テストをして、ご自身のをチェック。
この数値が高いと、「変化に富み、新奇で複雑かつ激しい感覚刺激や
経験を求め」さらに「こういった経験を得るために肉体的、社会的、
法的、経済的なリスクを負うことを好む」性質かどうか調べました。
この二つのテスト結果から、どちらが強いか、両方、強い/弱いか
4つのグループに分け、各自、自分の特徴を模索しました。
二つの性質の相関値が出て、「意外~」と驚かれる方、
「やっぱりね」と納得される方、さまざまでした。
再度、自己イメージを描いて頂くと、最初描いたものと
違って来ている方がほとんど。
テストの結果が加味された姿が描かれました。
自分の性質に沿ってどのようになっていきたいか描いてみましょう。
参加者の感想は…
「自分のイメージが曖昧なものから、テスト結果を加えた
適切なものに変わりました。貴重な体験でした」
「イメージ画って自画像と違っていいというのが面白かった。
最初は動物、最後には咲き誇る花のイメージになりました」
「アート・セラピーって神経症などの療法と思っていましたが、
自分を知るツールとしても楽しめるものだと分かりました。」
向学心旺盛な参加者の皆さんとの講座は講師冥利に尽きました。
また愛知で皆さんとお目に掛かれることを楽しみにしています。