北米は今週末がハロウィーン。
学校や町ではパンプキンの彫刻や飾りつけが施されています。
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする
『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
自分のことをダメな人間だと思ったことがありますか?
あったとしたら、どんな時でしたか?
学校の成績が悪くて、親に叱られた時。
スポーツのチーム・プレイでお前が下手だから負けたと責められた時。
友達の間で無視されたり仲間外れにされた時。
仲間の空気が読めなくて、自分だけ浮いてしまった時。
きっと、いろいろな状況がありましたよね。
私が一対一でアート・セラピーのセッションをしている生徒たちは、何らかの発達障害を持っているケースがほとんど。
学習障害があると、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力を
体得したり使いこなすのが難しくなるのです。
これらの能力は毎日の生活の中で必要な領域なので
できないと著しく遅れていることが分かってしまうから、
彼らの自己評価はとても低くなる。
「僕は何をやってもできない」
「私は世界一のダメ人間」
自分を卑下して、ダメだと非難し、やる気を失う。
でも、これは思い込みなんだよね。
その思い込みを覆す体験をして、新しいものに書き換えるよう
勇気づけることが、大人でありセラピストの私の役割だと信じている。
「僕は何をやってもできない」
↓
「僕は話を聞いて理解するのは苦手でイライラしちゃうけど、
図式を読み解いたり、絵を見て判断することは得意」
これは個人の特性なんですよね。
「私は世界一のダメ人間」
↓
「私は授業の速度についていけなくて悲しいけど、
アートの時間には色や形を使って自由に自分を表現できる」
学習の分野でのつまずきだけで自分の人間性の全てを
否定しなくてもいいよね。
ハロウィーンのパンプキンのジャック・オー・ランタンの彫刻は、
写真の形式が一般的。
それでも、いろいろな大きさや形のパンプキンがあるし、
別の表情を刻んでもていいんだよ。
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