2015年10月15日木曜日

10/14/15 【どんな子どもでしたか?】

カナダBC州学区域#83の特別支援教育の代替教育プログラム:
Alternate Programsでのアート・セラピー個人セッションが始まりました。

  
心を紐解くためにアート作りのプロセスを大切にする 
『心のアート・ワーク』の公認アート・セラピスト&公認心理カウンセラー 
上原英子です。
初日のクラス最後に撮った集合写真はこんなに活発に写っていますが… 
 ひとりひとりがピザのピースを描いて、最後にクラス・ピザができあがったところ

最初にお絵かきした時は、普通学級のように皆こんなに大人しかったのです。

突然ですが、あなたはこんな子どもでしたか?

臆病で自分の言いたいことを言えなかったでしょうか?

かんしゃく持ちで時にはギャン泣きしたでしょうか?

順番やルールが守れずに叱られたでしょうか?

新しい状況が不安でうまく順応できなかったでしょうか?

先生の指示を理解し行動するのが難しかったでしょうか?

じっと席に座って授業を受けるのが苦手だったでしょうか?

興味のない授業は空想に耽っていたでしょうか?

カッとなると暴力をふるっていたでしょうか?

興味のないことには気が散りやすく、楽しいことには
時間を忘れて没頭したでしょうか?

クラスメートとうまく関わることが難しかったでしょうか?

頑固で自分の考えを変えることが難しかったでしょうか?

周囲の人の行動に左右され、自己決定できなかったでしょうか?

人の言うことを正確に理解することができず間違いを繰り返したでしょうか?

実年齢よりだいぶ早熟、または未成熟だったでしょうか?

 
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どれか子どもの頃の自分の行動に当てはまるものがあっても不思議ではありません。

私がアート・セラピーの個人セッションをしている子どもたちは、上記の幾つかの行動と共に、学習面で難しさを抱えているのです。

特別支援教育の傘下の代替教育プログラムとは…

ギャン泣きや、不適切な行動により先生から命じられて退出の生徒が出て、半分になってしまったクラスの集合写真。ピザも未完成で半分のまま。

簡単に言うと問題行動のある生徒たちのクラス。

ジュニアは、幼稚園から小学五年生まで。
シニアは、小学六年生から高校一年まで。シニア・クラスには構内でもキャップ、フッドかぶったり、髪を青く染めた生徒も。
各々が使えるギターがあったり、アイスホッケーの用具も完備。
生徒がキッチンで料理することも。手の形のクッキー、どうやって作ったのかしら?

生まれつきの発達障害、学習障害、を持つ生徒も多いけれど、離婚や機能不全など家庭環境に問題があるケースがほとんど。

中には精神疾患の兆しがあったり、里親制度の元にいる子も。 ファースト・ネーション(カナダのインディアン)や、海外から移住してきた生徒もいます。
シニア・クラスでは言葉の表現も含まれるピザができました!

9月から新学年度になりました。
これから延べ30人の生徒とアート・セラピーの個人セッションしていきます。

大人との関わりで人間不信になっている生徒もいるので、
まずは信頼関係を築いていくことを目標に臨床していきます。 

今年度も生徒たちとアート・セラピーできることに歓びを感じて
ワクワクしています!

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