2011年9月2日金曜日

7/7 神戸市WaiWaiでのプレゼンテーション

白浜でのワークショップを先にアップしてしまいましたが、
その前にアート・セラピーのプレゼンテーションが一件ありました。

神戸市にあるアンティークと音楽愛好家のためのギャラリーWaiWaiで
アットホームな雰囲気の中でアート・セラピーのプレゼンテーションをさせて頂きました。

お仕事の関係でオーストラリア、カナダ、ハワイと海外生活が長かったご夫妻がなさっている
このギャラリーは、一度訪ねたらまた訪れたくなる魅力でいっぱい。

飾り棚を拝見しているだけでもあっという間に時間が経ってしまいます。

骨董品の目利きに関しては定評のあるご夫妻コレクションが並んでいます。
しかも、気に入ったカップで飲み物を頂けて、最高の気分に。

急なお知らせにも関わらず集まってくださった皆さん。

カナダでのアート・セラピーの実際や、事例などをコンピューターのスライドで
ご覧に入れながらお話させて頂きました。

また、日本で起っている事例にも話が及び、とても充実した話し合いの場となりました。

プリントしてきた私のアートと詩のコラボ『旅路は巡る』Life Goes Onシリーズを
日差しが差し込む窓辺に展示させて頂きました。

熱心に見入って下さる方がいて、作家冥利に尽きました。

こんなオシャレでリラックスできるギャラリーでプレゼンテーションができて光栄でした。
またこちらのギャラリーで皆さんとお会いしたいです。

2011年8月31日水曜日

7/8~11 姫路白浜ワークショップ

こちらの会場でのワークショップは今回二度目。
今年もNPO法人姫路こころの事業団にお招き頂きました。

今回も会場に泊まり込み、週末三日間の日程のワークショップを成し遂げました。

a. 7月8日(金) 13:00-15:30『親子でアート・セラピー』

親子で一緒にアートを作ってみたら、どんなものができるかな?
作品を持ち帰って飾るのはとっても楽しみ。
そして、お子さんと一緒にアートを作り上げるプロセスをお楽しみ下さい。

このワークショップは親子を対象としたのですが、都合で来られなくなった方もいたので、
親子プラス大人のセッションになりました。
お子さんも、大人の参加者も、みなさんが楽しまれたセッションとなりました。
しかも、お子さんはおねむになってしまい、お昼寝してしまったので、
写真には写っていないんです。

b. 7月8日(金) 18:30-21:00『心の繊細さにフォーカス』

日本人は気配りという長所があるけれど、それが逆に心の疲労につながっていることも。
自分の心の繊細さや、スリルを求める度合いをテストやアートを使って
探索してみましょう。

このワークショップでは、心理テストの数値に基づいて自分の性質を理解し、
自分を活かしていく方向性を探ってみました。
参加者の描いた絵には、これからの可能性が活き活きと表れていました。

c1. 7月9日(土)9:00-12:00『脳トレより効果的?ブレイン・フィットネス』

脳のフィットネスは、身体運動によって脳を活性化させます。脳の筋トレのようなもの。
世界約 80 カ国の教育機関等で導入されているこの方法を試してみませんか?
する前と後に作ったアートにどんな違いが見られるでしょうか?

実際に身体を動かして練習してみると、
身体のほぐれが脳のほぐれに関わっていることが体得できます。
参加者の描いた絵に明らかに違いが表れました。

c1. 7月9日(土)13:00-15:30 『北米直送!アートでマインドフル心理学』

北米で盛んになっているマインドフルネス心理療法をいち早くご紹介します。
自己成長にはどんな方法をとっていけばいいのでしょうか?

心をいま、ここに集中させる方法はいろいろあります。
実際に心に氣を集中させてみたら、参加者の顔つきがリラックスしました。
みんなで一つのアートを作るのも楽しそう。

d. 7月10日(日)10:00-13:00『心の音色はどんな色?』

声楽を専門とされている折笠裕子先生をお招きし、心から声を出して歌うことの
喜びを味わいながら、アート作りとのコラボをお楽しみ下さい。

声楽のパートは折笠裕子先生のご指導により、二曲歌い上げました。

その後のグループ・アートの時間は大盛り上がり!
高揚した気分がアートによく表れていました。

e. 7月10日(日)14:30-17:00 白浜でアフリカン・ダンス、ジャンベ・ドラムのジャム

白浜の浜辺で地元アフリカン・グループのDuniDuniによる、
アフリカン・ダンスのワークショップとアフリカン・ドラムのジャンベの演奏、
ジャム・セッションなどをお楽しみ頂きます。

浜茶屋を貸し切ってのアフリカンのワークショップ

私もDuniDuniの演奏で何曲か踊らせて頂きました

ダンス後の皆さんの晴れやかな笑顔!

今年もアート・セラピーを介して新しい出会いがたくさんありました。
忙しくも実りある姫路白浜ワークショップでした。

2011年8月29日月曜日

7/4 特別支援クラスでのセッション

あっという間に8月も終焉を迎えています。
時間は経っておりますが、日本での7月のアート・セラピーの模様を書き綴ってみます。

石川県にある特別支援学校をお訪ねし、
昨年もセッションをした肢体不自由部門の生徒さんたちにセッションをして来ました。
このクラスの生徒さんは歩行補助器具の使用や車椅子生活をしています。

学校にあったジャンベを初めて叩いてみて、気分が高揚したY君
去年、セッションしたことを憶えていて、楽しみにしてくれていました。

今年は1人生徒さんが増えて、三名と同時にセッションすることに。
みんなカナダから持参した香り付きマーカーに大喜び!

話すことができない生徒さんは、気に入った香りには頷き、
気に入らない香りには鼻をつまんで意思表示していました。

生徒さんの「先生、ドラム叩いて!」の声に、熱演してしまいました。
みんなの弾けるような笑顔が見られて感無量でした。

「来年も来てね!」と見送ってくれた生徒さんたち。
きっとまた会おうね!

2011年8月7日日曜日

8/5 地元紙に記事が掲載

カナダBC州サーモンアーム市の週刊地元紙に
私の日本でのアート・セラピー活動の記事が載りました。


いつもは自分が新聞記者として先方を取材しているので、
今回は逆の立場で自分がインタビューされて、面白い経験でした。

自分なりに記事の翻訳文を書いてみました。

「今年の前半に起った三つの大惨事(地震、津波、原子炉溶解)後に人生や自治体を
立て直すことに対して、日本国民の慈愛と復興力は大いに役立ってきている。

サーモンアーム市在中のBC州公認アート・セラピスト/カウンセラーの
上原英子氏は彼女の母国である日本から6週間の滞在を経て戻ってきたばかりである。

彼女は日本でセラピストへの教育や、被災地の人々に尽力を尽し、
共感疲労に陥っている岩手県の人々に対して直接的に働きかけてきたのだった。」

週刊新聞Friday AM紙 :カナダBC州サーモンアーム市発行
2011年8月5日号 P.10

http://www.friam.ca/issues/aug-am.pdf P.9/15

2011年8月5日金曜日

6/26 グリーフ・カウンセリング・センター講演・演習会

先日、6・7月の一ヵ月半の日本滞在を終えて7月末にカナダに帰ってきました。

今回の日本滞在も昨年に負けず劣らずハード・スケジュールでした。
このブログにリアル・タイムでアート・セラピーの講演などの模様を更新したかったのですが、
カナダに帰ってきてからアップすることになってしまいました。

去る、6月26日(土)千代田区の『ちよだプラットフォーム』で
グリーフ・カウンセリング・センター主催による
『アートを用いたグリーフ・ワーク』の講演・演習会が催されました。

グリーフとは何でしょう?

Grief:悲嘆に暮れること
近親者の死などの喪失感と向き合うための作業を意味します。

G.C.C.:グリーフ・カウンセリング・センターのHP

今回、GCCの認定グリーフ・カウンセラー向け資格保守を目的とした
二日間の「強化セミナー」の、後半1日の講師を務めさせて頂きました。

センター代表者も参加してのこのセミナー、皆さんの熱意がこちらにも伝わって来ました。


会場はビルの一室の会議室でした。
スライドを用いた問題提起や、アートの写真観賞。
その後に実際にアートを制作する演習が行われました。


それぞれに描いたアートを見せながらシェアする場面


センター代表自らグリーフへの思いを語りました。


感情の交換もグリーフの大切な過程の一部。

一般的には公に話し合うことのない悲しみの感情。
このセミナーでは、カウンセラーの資格を持った参加者が、
その過程にどのようにアートを用いて関与していくかを学んで頂きました。

「今日はアートで感情を表現することについて、たくさんのことを学びました」

ある参加者が私にこのような言葉を掛けて下さいました。

皆さんのこれからのグリーフ・カウンセラーとしての活躍が楽しみです。

2011年7月5日火曜日

6/25 日本臨床美術協会での講演会

アート・セラピーとは別に日本には「臨床美術」という仕事があると知ったのは、昨年のことでした。
御協会をお訪ねして私のカナダでのアート・セラピストとしての経験をお話したところ、
2011年に日本を訪れる時に講演会の講師を務めさせて頂けるという光栄に預かりました。


同協会へ昨年私がお持ちしたカナダからのお土産のドリーム・キャッチャー。
嬉しいことに入り口に飾って下さっていました。

同協会は、高齢者やそのご家族、お子さんたちを対象に臨床美術を行う臨床美術士を
育成する教育機関。

今回は 『シリーズ:海外でのさまざまなアート・セラピー』として、講演会が催されました。
講演会WEBサイトがクリックで開きます。

こちらが御茶ノ水にある日本臨床美術協会の入っている建物

 今回はこのような演目で講演会の講師を務めました。




このような素晴らしいフライヤーによって宣伝して頂けたこともあり、
当初は40名の予定がキャンセル待ちが相次ぎ、60名入れる会場へ変更しての講演会。
お陰様で「アート・セラピーとは何か」に興味を持つ受講生が満員御礼の状態になりました。





参加体験型の講演会形式にしたので、自分の考えを近くの席の人とシェアする場面も。



講演会でありながら、演習も取り入れたことで会場の雰囲気が盛り上がりました。
理論と実践、その両方を学ぶ大切さを実感した受講生が多かったようです。

「自分たちのしている臨床美術と北米仕込みのアート・セラピーの相違点が分かって
とても興味深かった」

「理論でなるほどと思ったことを、演習でやってみて腑に落ちました」

 「技術に囚われない方法を取ることによって、どんな年齢でもアートを楽しめるのですね」

受講生からはこのような感想が述べられ、カナダでのアート・セラピーの実態を
ご理解頂ける場を作って頂けて本望でした。

2011年6月24日金曜日

6/18~19 新潟レポート

去る6/18-19、新潟県新潟市の『生涯学習センター:クロスパルにいがた』
二日間に渡るアート・セラピー:ワークショップ&講演会が開催されました。

今回の企画は新潟市で思春期外来を開業している
『かわちクリニック河内博子先生の主催、
そして、初日はアドラー心理学研究会の協賛で催されました。


 北国のイメージがあった新潟ですが、この季節はあまりにも高温多湿でビックリでした。

会場は新潟駅より車で5分ほどの所にある『クロスパルにいがた』でした。
近代的な建物のセンターで、会議室の他に音楽スタジオや美術・工作室もあります。


初日は6時間におよぶ『アドラー心理学を取り入れたアート・セラピーのワークショップ』
でした。私の卒業大学院はアドラー派だったので、アドラーの概論はマスターしています。
今回はアドラー心理学の理念、そして、その実践にアートを織り込んだワークショップを
企画をしました。



会場には私のアートと詩のコラボ作品群を展示してご覧頂きました。

このワークではいろいろな素材を用いてアート制作が行われました。

グループでのアート・ワークは和気藹々とした雰囲気の中で行われました。
みんなで力を合わせて、どんなアートが出来上がるのか、とっても楽しみ。

こちらのグループは何と立体作品を制作。
みんなでアート・ワークを完成させた達成感に笑みがこぼれました。

「アドラー心理学を学んできていて、今回のワークでその理念に基づいたテーマを
アートによって自己表現したり、他者が表現したことを見ることができてとても為になった」


「絵を描くのは苦手だけれど、クラフト用品を使ってのグループでの制作が楽しかった」

このようなポジティブな感想が寄せられました。


翌19日は午前が『トラウマを表現する手段としてのアート・セラピー』が催されました。
会場は美術室で、 学生時代が懐かしくなりました。

2時間のこの講演会では、さまざまな質問が寄せられ、お子さんの心理的トラウマに対しての
参加者の関心の深さが窺われました。

前半はアート・セラピーの理念とスライド・プレゼンテーション。






そして、後半は、実際にどのようにアート活動をお子さんとの間に介入させるかに
フォーカスしました。
白板を用いてアートのゲームのデモンストレーション中。

「これだったら絵が上手に描けなくても楽しめるわ」


「老若男女を問わず、アートを通して接点を持つことができるわね」

ゲーム感覚でクレパスと紙さえあればできるアートの用い方もあると知った参加者たち。
この方法を早速、家庭や仕事の現場で活かしていきたいと意気洋々でした。

午後の『発達障がいを抱えた子どもたちとのアート・セラピー』 には、
30名ほどの参加者が集まりました。
会場は熱気でムンムンしていました。

同じく前半はアート・セラピーの理念とスライド・プレゼンテーション。
そして、後半は、実際にどのようなアート活動をお子さんとの間に介入させるかに
フォーカスしました。



二人ずつペアになってアート・ワークを制作。
何ができるか予想もつかない展開にワクワク・ドキドキ。

「今回の講演会を通して発達障がいのあるお子さんの気持ちが少し分かった氣がします」

「お子さんの障がいを治そうとするのではなく、アートを通して彼らの気持ちに寄り添う
大切さを実感しました」

3時間の講演会は事例を含めたさまざまな質疑応答で幕が閉じられました。

来年は新潟で一泊二日の合宿でアート・セラピーのワークショップが開催しましょうという案が
持ち上がり、

「来年、新潟で一泊二日のアート・セラピーのワークショップ合宿があったら
是非、参加したい!」

という声が既に上がっていました。
来年もアート・セラピーのワークショップと講演会などで同地を訪れることが今から楽しみです。