アート・セラピーとは別に日本には「臨床美術」という仕事があると知ったのは、昨年のことでした。
御協会をお訪ねして私のカナダでのアート・セラピストとしての経験をお話したところ、
2011年に日本を訪れる時に講演会の講師を務めさせて頂けるという光栄に預かりました。
同協会へ昨年私がお持ちしたカナダからのお土産のドリーム・キャッチャー。
嬉しいことに入り口に飾って下さっていました。
同協会は、高齢者やそのご家族、お子さんたちを対象に臨床美術を行う臨床美術士を
育成する教育機関。
今回は 『シリーズ:海外でのさまざまなアート・セラピー』として、講演会が催されました。
講演会WEBサイトがクリックで開きます。
こちらが御茶ノ水にある日本臨床美術協会の入っている建物
今回はこのような演目で講演会の講師を務めました。
このような素晴らしいフライヤーによって宣伝して頂けたこともあり、
当初は40名の予定がキャンセル待ちが相次ぎ、60名入れる会場へ変更しての講演会。
お陰様で「アート・セラピーとは何か」に興味を持つ受講生が満員御礼の状態になりました。
参加体験型の講演会形式にしたので、自分の考えを近くの席の人とシェアする場面も。
講演会でありながら、演習も取り入れたことで会場の雰囲気が盛り上がりました。
理論と実践、その両方を学ぶ大切さを実感した受講生が多かったようです。
「自分たちのしている臨床美術と北米仕込みのアート・セラピーの相違点が分かって
とても興味深かった」
「理論でなるほどと思ったことを、演習でやってみて腑に落ちました」
「技術に囚われない方法を取ることによって、どんな年齢でもアートを楽しめるのですね」
受講生からはこのような感想が述べられ、カナダでのアート・セラピーの実態を
ご理解頂ける場を作って頂けて本望でした。
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