先日、見事な十五夜を眺め、秋の訪れを実感しました。
もうすぐ秋分を迎えると、日が短くなっていきますね。
プレゼンテーターのBC大学講師Lynn Miller先生とともに
『不安と苦悩:児童と十代の不安症への関わり』
講座を受講しました!
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
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Lynn先生の今年の4月の不安に関する1日講座の内容はこちら→
http://kokoronoartwork.blogspot.ca/2016/04/42216.html
日本では心配性と呼ばれることもある『不安症』
10~12歳で発症することもあり、
カナダの統計では、13に1人の割合の
生徒に不安症が見られている。
不安症を持つ小学3年生が
中学2年生になった時の
生活態度や成績を予測できるとのこと。
つまり、小学3年生時に学業成績不振で他者関係を築きにくい
↓
中学2年生時には、当時と同じくらい、または悪化している。
スライドを見ながら機関銃トークのLynn先生の話を聴く
この『不安症』があると
学校へ行けない
いじめにあいやすい
同年代の友達がいない
学校での学業や生活態度の評価が低い
重大な問題になりかねないのです。
では、どのように対処していくか?
最初に大人が受け入れ、許し、
そして、共感する態度を取ること。
「あなたならできるわね」
お子さんが何とかできることに誇りを持つ。
不安感はお子さんを傷つけない
(ただ、その時に不快なだけ)
お子さんがよりよく対処できるように
少しずつ期待のハードルを上げていく。
90分間のプレゼンの間に幾つか質問が投げかけられたり、
もっと深く知りたいという意見が上がっていました。
オーストラリアの児童対象の不安に対するプログラムを
Lynn先生がカナダ向けにアレンジしたものがこちら。
このFRIENDSプログラムはカナダBC州の公立校で施行されています。
http://www2.gov.bc.ca/assets/gov/health/managing-your-health/mental-health-substance-use/child-teen-mental-health/bc_friends_at_school.pdf
北米人にしては小柄だけど、
身振り手振りしながら情熱的に講演するLynn先生。
講演後に寄せられた参加者の質問にも
懇切丁寧に答える姿に共感しました。
私もLynn先生のような講演者を目指します!
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