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そこで、今回は私の友人の自殺を防げなかった
体験について綴っていきます。
体験について綴っていきます。
自殺した友人に捧げる自作の詩とアートのコラボ作品
『笑顔だけ残して』
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
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私の友人・知人に自殺という形で
人生を終わらせた人たちがいる。
人生を終わらせた人たちがいる。
彼女たちは十代の多感な時期を過ごしていた。
特に親しかったり、よく会っていたわけではなかったので、
特に親しかったり、よく会っていたわけではなかったので、
自殺を決行した直前の様子は分からない。
でも、彼女たちの自殺は、私の心に大きな波紋を起こした。
ご遺族から、
「今思うと・・・」
と自殺直前のその人らしくない行動や、言動が知らされた時、
とても悔しかった。
もし、彼女たちの自殺の前兆を知っていたら、
自分はその人に会いに行った。
自分はその人に会いに行った。
もし、会えなかったら、電話や、メールを使って
連絡を取ろうとしたに違いない。
あなたを失いたくない人間がここにいると
知らせるために。
知らせるために。
でも、私は知らなかった。
彼女たちが死を選ぶほど辛い気持ちでいたことを
知らなかったのだ。
訃報を受け取るまで自分は何もできなかったことが、
心の中に深く澱のように沈んでいった。
心の中に深く澱のように沈んでいった。
こんな悔しさから、私はSafeTALK、そして、ASISTの自殺予防技術トレーニングのコースを受講した。
自殺を選んで死に至る瞬間、
彼女たちの脳裏には何が横切ったのだろうか?
走馬燈のように駆け巡る思い出の一コマに
私はチラッとでも入っていたのだろうか?
私はチラッとでも入っていたのだろうか?
だとしたら、 その関わりは
私の中にも刻まれているはず。
思い出の人になってしまった彼女たちに、
せめてもの追悼をしたくて絵筆とペンを執った。
せめてもの追悼をしたくて絵筆とペンを執った。
『笑顔だけ残して』
あたりまえのようにあったその場所に、
その人の存在がなくなった
生きていさえすれば、声を聴くことも、
手を取り合うこともできるのに、
その人は逝ってしまった
「さよなら」の言葉も残してくれず
受け取った訃報を、
信じられない想いで持てあましている
最後に会ったのはいつだったろうか?
どんな話をしたのだろうか?
どんな気持ちだったのだろうか?
別れ際に身体を寄せ合って、抱きしめあったろうか?
曖昧な記憶を掻き集めて
心の中にその人のコラージュを作る
いつも会っていた場所や、好きだった
動物や、分かち合った秘密
欠片を集めてその人が生きた
痕跡を残そう
その人の笑顔だけが残って
私に微笑みかけている
私の心の中の時計はそこで止まったまま
もう時を刻むことはない
その人の魂は辿りついたところで
安らかな眠りについているだろうか
その寝顔には笑顔だけが残って
永久に微笑み続けることだろう