春になると心理界のイベントやワークショップが増えてきます。
私も行事や講演会に参加して学びを深めます。
現在の自閉症スペクトラム障害:ASDの罹患率は、
過去の100人に1人から、68人に1人に増えています。
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~☆~~~
2005年の国連総会において、
毎年4月2日は「世界自閉症啓発デー」
(World Autism Awareness Day)
とすることが決議され、
全世界の人々に自閉症を理解してもらう
取り組みが行われています。
世界自閉症啓発デーの4月2日から8日までを
発達障害啓発週間として
世界中で啓蒙運動が行われています。
この日は青を身に着けてサポートしてることを表します。
自閉症は、「常に自分の殻に閉じこもっている状態」と
考えられたり、
「親の育て方が冷たかったということが原因ではないか」と
思われることがありますが、
これは正しくありません。
脳の発達の仕方の違いから、
「他の人の気持ちや感情を理解すること」
「言葉を適切に使うこと」
「新しいことを学習すること」
一般的な「常識」と思われることを
身につけることも苦手です。
このため、真面目に取り組んでいても、
誤解されることがあります。
自閉症の人たちは、とても「純粋」で、
自分の感じたままに話したり、
行動したりすることがあり、
感覚が過敏であったり、
記憶が抜群な人もいます。
4月2日にここサーモンアームで
ASDの就労へのアセスメント、トレーニングを目的として
設立した機関による啓蒙イベントが開催されました。
http://www.focusability.ca/
ゲストスピーカーのM君は生き難さを抱えていて、10代後半でASDと診断され、納得したとのこと。
特技のイラストを活かして、ASDのアニメ・ストーリーを出版している。
(現在、全三巻)
https://www.facebook.com/QuietComicBook/
http://quietcomicbook.tumblr.com/
The Focus Abilityの創設者によるスピーチ。
「ASDの息子の能力を伸ばす方法を、
同じくASDの若者にも適用させていきたい」
ステーション毎に何を展示しているのか
分かりやすく視覚的にディスプレイしてありました。
愛犬の散歩がてらこのイベントに参加した、
私と同じくシュスワップASDワーカーの会のメンバーと共に。
私はアート・セラピーの臨床を通して
ASDのクライアントと関わっています。
発達障害の啓蒙活動に加わって、
定型発達の人たちが発達障害に対する
理解を深めるきっかけが作れたら本望です。
0 件のコメント:
コメントを投稿