帰国まであと1ヶ月切りました!
日々コンピューターに向い仕事の準備と
メールのやりとりに明け暮れています。
私は見本に大きな鶴を折りました!
頭には生徒が折って被せた帽子が~(笑)
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
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北米の社会の時間の副読本に広島で被爆して亡くなった少女
を題材にしたものがあります。
禎子と千羽鶴:
Sadako and the Thousand Paper Cranes
佐々木禎子は広島市に住んでいた原爆の被爆者である少女。
目まいに倒れ検査・入院に。
病院では折り紙で千羽鶴を折れば元気になると信じて
ツルを折りつづけた。
ところが、1000羽折ったものの病気が回復することはなく、
1955年10月25日に亜急性リンパ性白血病で死亡した。
知人が実習をしている学校の6年生のクラスでこの本を読んで
学んでいるので、鶴の折り方を教えて欲しいと依頼がありました。
この学校は、英語、フランス語で授業を進めるクラスがあり、
いずれかを選択できます。
5学年の学び舎はモダンな建物~
日本について何か知っている?と尋ねると、
ITやゲームと答える生徒たち。
根強いアニメファンやゲーマーもいるクラスで
生徒たちに鶴の折り方を教えました。
初めて折り紙をする生徒の中には、半分に折るところを見せても、
長方形に折ったのか、三角に折ったのか、
見ても分からない生徒もいました。
空間認知の能力が乏しいのかも知れません。
難しい部分に差し掛かると、みんな大騒ぎ!
こちらの生徒は分からないと、先生や他の生徒に遠慮しない~
「英子~わかんない!」
「助けて!これどうやるの?」
一斉に呼ばれて大わらわ~
順番に回っていって、汗だくに。
クラスで教える時の私の信条は、
決して落ちこぼれを出さないこと。
できないところを放っておいたら、
完成することはありえないのです。
なので、一折ごとに全員の折り紙を見回って、折り方を教えたり、
間違えていたら即座に折り直しをします。
そして、全員が鶴を完成させることができた瞬間、
私も嬉しかった~
クラスに寄贈してきた私の折った巨大折り鶴
整列途中。
集合写真を撮り慣れていないカナダの生徒たちは並ぶのに
大分時間が掛かりました~
変カオしている生徒もいますね~
クラスの最後に頂いたのは、
感謝の気持ちのカード
クラス全員のサインが記されています。
人懐っこい生徒はクラスが終わってから話し掛けてきたり、
男の子がお礼を言いに来たり、
全般的に素直なカナダ人生徒たち。
アート・セラピストを生業としておりますが、
日本の言葉や文化のインストラクターとしてお招きを受けたら、
学校や図書館、個人宅にも出向いて教えます。
またこのような機会に日本文化を教えられたら嬉しいです。
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