2012年5月2日水曜日

4/30 『機が熟くすまで』

数年前から、アクリルや水彩絵の具を用いて制作したアートに自作の詩(日英両語)を
綴ってアートと詩のコラボ作品を制作しています。 

今回のタイトルは『機が熟くすまで』です。


 
『機が熟くすまで』

どんなに美しく咲き誇りたくても
機が熟さないと花は咲くことができない
焦っても、泣いても、怒っても
機が熟すまでは、蕾のまま

内的な成長と
外的な状況が
共時性で無限になる時
花は咲く時を迎える

その瞬間が来るまで
機が熟くすまで
できることをして待っていよう
忍ぶ心に春が来る日を

 
*カナダに来てからの下積み時代、(自分の活動が儘ならず英語習得や勉強に励んだ時期)
花に自分の人生をなぞらえて、こんな風に自らに言い聞かせていいました。




 
A Flower Blossoms When the Time is Ripe

It takes a long time for a flower to bloom
Because the flower blossoms when the time is ripe
There is no need to be frustrated or angry at the delay.

Only the moment when self growth and the situation are synchronized
Will the flower finally blossom

This means we need to wait for a suitable opportunity.
Whatever we challenge ourselves to achieve
Perseverance is essential to make things happen.






   アート制作のプロセス: 


 ウエット・オン・ウエットというテクニックを使用。
絵筆で水を刷き、そこに水で溶いた絵の具を数滴落として全体に色付けをしました。

 薄く溶いた絵の具で背景を重ね塗りし、花の部分の下色も付けました。

 枝の部分、中心の花、その他の蕾の部分に濃い目に色を重ねました。
中心の花の薄い色の部分は、にじ色への変色現象が起こるiridescenceという
絵の具を用いました。

2012年4月28日土曜日

4/27 合同レガッタ大会

ここはBC州北オカナガンにある川沿いの州立公園     
真っ青に晴れ上がり屋外活動には最高のお天気でした                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

今日は私がアート・セラピーをしている代替え教育プログラムの合同レガッタ大会でした。

このイベントは今年で13周年を迎え、生徒たちが手作りした帆付きのヨットのレースをします。
小学1年生から高校生まで、さまざまな年齢の生徒たちが自分のアイディアでボートを作り、
川辺に持ち寄ってランチを食べ、自分のボートをレースに出場させました。

 まずは焚火でソーセージを炙ってホットドッグをランチに頂きました。
河原に銘々座って、とてもカジュアルな食事風景でした。

レガッタのボートはランチの後のレースのために出場準備してあります。
それぞれに個性溢れ、色も形もさまざまです。

 一番私の目を惹いたのがこの手作りのカヌー。
アイスクリーム用の木匙をオールに見立てているところが最高!

銘々のボートを年長生徒や先生に手渡して、スタート・ラインに並べています。
係の生徒曰く「いくら防水着を付けていても、雪解けの水はとっても冷たい!」

手塩に掛けて仕上げたボートを入水すると、ひっくり返ってしまったものも。
帆に風を孕んで進んでいくボートは雄姿でした。

「僕のボート、どこまでいったかな~」
「私のは転覆しちゃったよ」
川岸から自分のボートを応援する姿

たくさんの出場したボートの中で今年の1等賞が決定しました!
それは…



































































小学2年生の生徒、J君でした。

好きな賞品を選んでいいとのことで、彼は真っ直ぐにスケボーに歩んでいき
一番人気の賞品をゲットしました! 
満面の笑みを浮かべているJ君。

私は学校関係のイベント時にはスィーツを作って差し入れすることにしています。

クッキー生地を捏ねて、切れ目を入れてキャロブ・チップスを乗せたところ
 
こんがりと焼いてオーブンから出したところ。
この段階ではまだ何だかよく分からない?
今回のスィーツはヨットのクッキーでした~
焼き上がったクッキーにアイシング・シュガーを水で溶いたものを塗り、
そこにチョコや色とりどりのデコレーションを施してヨットの形にしました。

このクッキーと共にレガッタに登場したら、生徒たちが駆け寄ってきました。

C君「これ、ヨットの形したクッキーだね、食べていいの?」

私「みんなで分けて食べようね」

C君「僕は帆のところが食べたい!」

私「じゃあ、1/3に割って食べてね」

C君は私が見ている前で帆の部分を1/3に割って嬉しそうに食べていました。

そして、私が他の生徒と話して戻ってくると、もう一枚の帆を割って口に入れたところでした。
1/3に割ったら、二枚目の帆も食べていいと思ったのね(笑)

おうちで手作りのおやつをもらっている生徒はほとんどいないので、
自分たちのために作ってくれたスィーツはとても嬉しいようです。
私は想像力を駆使して、みんなが楽しめるようなスィーツを作ることが喜びになっています。

来年はどんな生徒がどんなボートを作って出場するのかな?
今から楽しみです。

2012年3月31日土曜日

3/24 『心のアート・ワーク』inバンクーバー

先週末はバンクーバーでの『心のアート・ワーク』第二弾開催のために
バンクーバー滞在していました。

年末に行った第一弾は以下に記してあります。

12/29 バンクーバーで初のグループ・アート・セラピー
http://kokoronoartwork.blogspot.ca/2012/01/1229.html

今回のフライヤーこんな感じでした。


心のアート・ワーク『自分との新しい出会い』

「自分は○○な人」だと、誰でも自分に対する思い込みを持っています。
でも、自分の別な面に出会っていないだけかも知れません。このワークショップでは、
自分の考えや気持ちを色や形、シンボルなどを用いて描いてみたり、感覚的な方法で
自分との新しい出会いの機会を作っていきます。

初めての方は「自分は絵を描くのが苦手」と躊躇されることもありますが、
『心のアート・ワーク』ではアートは技術を計るものではなく、
気付きのきっかけ作りに用いられます。 

この新しい自分に出会う行程の仕上げは『笑いヨガ』でお腹の底から笑う楽しさを
体験します。

今回も6名の参加者が和気藹々とした雰囲気の中で
アートを用いての自己表現に挑みました。 

ペアになりお互いに相手をインタビューしあって紹介しあう『他者紹介』で
場が和んできた様子。
 
もう一つ別の人とペアになって行ったゲーム感覚のアート・エクササイズ

参加者は同じものを見ても自分と他者は違うものを見ていることもある
という気付きを得られていました。 

時間制限下で自分のシンボルを描いては回していくアート・エクササイズ。
自分が描き始めたアートが戻ってきた時の参加者の表情はさまざまでした。
意外だったり、面白かったり、がっっかりしたり・・・ 


それぞれが自己イメージを表す時間は皆さん真剣な面持ちで静寂な時間が流れました

自己イメージについて気付きを得るアート・エクササイズの後は
参加者からのフィードバック、そして、アート作成者のコメントをシェア。

「皆さんから自分で思っていた自分と違う部分を指摘して頂き、意外でした!」

という声や、

「私の思い描いていた自己像は、皆さんのフィードバックとほぼ重なっていました」

という意見もありました。

 皆さんでひとつのイメージを作り上げるグループ・アート

マーカーやクレパスだけでなく、シールやリボン、色とりどりのクラフト用品も
用いて作業に取り組みました。

出来上がったのは・・・





































































































 こんなにカラフルでユニークな作品

「自分にはない感覚や発想を見ることができて楽しかったです」

「共同作業もまた楽しい!」

ワイワイと賑やかにアートの仕上がりをシェアしました。
そして、出来上がったアートと共に記念撮影を。
この後、ここで皆さんで作り上げたアートの思い出を持って帰って頂くために、
全員でアートを切り分ける作業をしました。
ここで作り上げたアートの欠片は皆さんの一部として心に刻まれたかのようでした。

もうすぐイースター:復活祭で卵はこの時期の季節物。
そこで、中にあるものを入れたプラスティックの卵を参加者にひとりずつランダムに
選んでもらいました。
画像の容器はボール状ですが、皆さんの卵型のプラスティックの容器には
ネックレスと小さなポンポンが入っていました。 

ポンポンは無造作に服のポケットに入れておいて、手を入れたときに
指先に感じるフワフワな感触を楽しんで頂くためのもの。

ネックレスは偶然に自分が選んだ色がどういう意味があるか想い巡らして
頂くものでした。


そして、卵=自分の可能性と見做して、各々卵をデコレーションしている間に
私の水彩絵の具を用いて偶然にできた色合いからイメージを見出した作品
『ドリーム・バード』のアートと詩のコラボを皆さんにお贈りしました。






 【孵化しているドリーム・バード】

ドリーム・バードが卵を温めている
卵にはさまざまな可能性が秘められている
でも、ヒナは期が熟した時にしかこの世に現れない

ドリーム・バードはその瞬間を知っている
いつ外から卵の殻を突付いて誕生を促すのか
それまで、卵の中の可能性は孵化していて、発達を遂げている
そして、新しい夢が実現する
ヒナが卵から孵る時に

 
皆さんの可能性の卵が孵るのに、母鳥として外から刺激を与えることができたら
本望だなぁと思いながら写真を撮りました。
それぞれの卵から、どんなヒナが孵るのか楽しみです!
 
『心のアート・ワーク』のアート部分の終了の後でお茶の時間に。

自宅でベーキングをしたケーキ3種、クッキー2種をお茶菓子にして
皆さんと談笑しました。
「ローカロリーの手作りスィーツだと罪悪感を抱かずに頂けるのが嬉しいです」
とお褒めに預かりました。

私も皆さんに召し上がって頂けて嬉しかったです。

お茶の時間の後は郁子Kunzさんの笑いヨガの時間に。
 前回とはまた違ったエクササイズもあり、皆さん笑いの渦に巻き込まれました

郁子Kunzさんより伝授された「やった~、やった~、やった~、イェーイ!」のポーズ
皆さん、弾けるような笑顔になっていました。

身も心もすっきりとしたところで、第2回『心のアート・ワーク』バンクーバー偏は
お開きとなりました。

今回の『心のアート・ワーク』バンクーバー偏も素晴らしいものとなったので、
次の企画も既に心に浮かび始めました。

今度はどんな内容にしようか、今からワクワクしています。 

2012年3月20日火曜日

3/19 『風船玉の中へ・・・』アートと詩のコラボ

数年前から、アクリルや水彩絵の具を用いて制作したアートに自作の詩(日英両語)を
綴ってアートと詩のコラボ作品を制作しています。

今回のタイトルは『風船玉の中へ・・・』です。


 
『風船玉の中へ・・・』

風船玉は子どものおもちゃの一種

チューブの中の粘性原液を押し出して
プラスチック製のストローの先につける
最初は強めに息を吹き込んで膨らませて、
小さな玉ができた後、ゆっくりと空気を入れていく
丁度いいところでソッと吹き口を閉じたら、 風船玉のできあがり

シャボン玉みたいに見えるけど、
パチンと弾けたりしない
でも、穴が開いたら
溜息が漏れるようにスーっと空気が抜けてしまって
風船はブヨブヨになってしまう

大きな風船玉を作って
その中に入ってみたかったのは
入院していた五歳時の夢だった
病室で風船玉を膨らますことの他に
できる遊びがなかった頃のこと

光の反射を反射が風船を虹色に輝かせるのを
内側から見てみたかった
そして、まだ信じていた天上の
神様の元へと風船に運ばれていきたかった
発熱も喘息の発作もない
天国の心の楽園へ



A dream of being into a big rainbow-coloured balloon

I look back on a rainbow coloured balloon with nostalgia.

This kid’s toy was sold with a tube of polyvinyl acetate paste and a thin plastic straw.
When the tube was opened, a small ball of paste was made and attached to the tip of the straw.
Then the balloon was inflated by first blowing quickly and then more slowly.
By closing the air hole with the paste, the rainbow-coloured balloon was completed.

It looked like a soap bubble,
However, it did not break it so easily.
Only when a small hole was made and air got out like a subtle sigh,
Did the balloon become soft and airless.

I dreamed of being in the big rainbow-coloured balloon
When I was hospitalized at the age of the five due to asthma,
Prohibited from playing outside like regular children
I could only play in a ward making rainbow-coloured balloons.

I liked to view how the sun light reflected off the balloon from inside it.
And I would have loved to be carried up to God in a heaven
Longing to find inner serenity there
Where I had no suffering from high fever and asthma attacks

*小児喘息だった頃のささやかな楽しみを描いてみました。
 
  アート制作のプロセス: 

 風船玉の部分を残して背景に暗い色を混ぜ合わせて塗りました


 背景に水で薄めたアクリル絵の具を薄く塗り、乾かすを繰り返してレイヤーにしました

 風船玉の部分を黄色と黄緑で塗りました

  風船玉に陰影を付けました

 風船玉に光のキラキラ(光物)をつけて出来上がり!
こちらが原画の色合いです。

青みを強くしてみると、こんな感じに。

 赤みを強くするとこんなふうに見えます




2012年3月16日金曜日

3/10 CEA養成コースでのアート・セラピー

3月10日に私がアート・セラピーを担当しているこの地域の学区域主催の
CEA(Certified Education Assistant)トレーニング:
学校のクラスで学習に困難がある生徒を支援する役割の養成コース
を教えてきました。


2009年に3時間枠で始めた私のアート・セラピーのコース。
受講生より「もっとじっくりと学びたい」という要望があり、
翌年から全日(6時間)コースに延長されました。

会場のオカナガン・カレッジはオカナガン地区に幾つかキャンパスを持つ教育機関で、
高校を卒業した生徒が大学編入のための単位を取得する目的で通う本科と、
資格取得や趣味のための生涯学習コースに分かれています。

今回は後者のCEA(Certified Education Assistant)養成10ヶ月コースの一環としての
アート・セラピーの講座としてコースを教えました。

参加者23名は20代から50代とさまざまな年代の女性でしたが、黒一点で男性も受講していました。

 この服装は前日のリハーサルの時のもの。当日はスーツで臨みました。
コースのタイトルは『アート・セラピー:どんなもので、どのように生徒に効くのか?』というもの。

出席を取る時に名前と今日のコースに期待することを尋ねると、

「アート・セラピーって何?聞いたこともなかった。何が知りたいかも分からない」
という受講生がほとんどでした。

最初の1時間半はグループ・ワーク。
順番に出される8問の質問に対してグループ討議をして発表するといいうもの。
アート・セラピーの基本理念やどのように用いられるかの知識を学びます。

休憩の後は生徒のアート・ワークのスライド・プレゼンテーション。
実際にどのような形でアートが生徒との関係に介入されているかを見てもらいました。

とても感受性の豊かな受講生が多いようで、それぞれの生徒のアートに
感嘆、また、さまざまな感想が寄せられました。
私としては手間隙掛けて準備した写真をじっくりと観賞してもらえて、講師冥利に尽きました。
グループ・ワークでは時に静寂に、時に賑やかにアート作りが行われました。

「ねえ、どんな絵を描いたの?」
お隣の人の作品を鑑賞するひと時も楽しそう。

ランチの後は実際にどのような方法でアートを生徒との関わりで用いていくかの演習。

二人で一枚の紙に作業する課題。
それぞれのペアが好きなように課題に取り組みました。

 一人で絵を描く方が好きな人、一緒に描くのが楽しい人、それぞれでした。
どちらでもいいんです。
今日のこの試みで自分はどんな行動が好みか分かることに意味があります。

受講生は幾つかのアート・エクササイズをしてみて、
どのような方法でアートを生徒との関わっていくか段々と勘が掴めてきた様子。

受講生から寄せられたたくさんの質問と、それに対しての私のアート・セラピストとしての
体験談を交えた応え。
皆さんの熱心に聴き入る様子に私も熱弁を奮っていました。

最後に応えてもらったコースのアンケートは全て素晴らしいものでした。

「アート・セラピーって何だか知らないで来たら、とても有効的で自分たちにも
幾つかのテクニックが使えると分かってよかったです。
実際に生徒とアートを介して触れ合えることにワクワクしています」

「この学区域にアート・セラピストを配置しているのは素晴らしいことですね。
私たちは個人的に生徒と接する機会を持っていくので、
よりより関係作りにアート作りを介在させていきたいです」

これらを読んだ時、アート・セラピーを教える機会を与えられてよかったと実感しました。

初めて撮ったクラスの集合写真

全ての受講生が来年度からそれぞれの学校で生徒と関わる重要な役割に就けますように。

2012年3月10日土曜日

2/23 バンクーバー新報への記事掲載

私の『カナダで叶えた夢:心理療法家への道』記事が
バンクーバー新報(バンクーバーの日系紙)2/23号パート2,p5に掲載されました!

お目汚しとは存じますが、私の活動内容のご参考までに
ご覧頂けますと嬉しいです。

http://issuu.com/vanshinpo/docs/vancouvershinpofebruary23-part2?mode=window&backgroundColor=%23222222