今回の第一弾は『6/6 金沢プシケの会メンバー向け演習』 でした。
テーマは 『アート・セラピーとは?』
この会は心のケアに関する勉強会で、メンバーは金沢を中心に活躍している臨床心理士、音楽療法士、教師、ナース、検査技師さんなど。
会場は金沢医科大学病院内のカウンセリングや遊戯療法などができるお部屋でした。
今回のワークショップでは、北米で注目されてきている右脳と左脳のバランスを整える体操をしてから本題に入りました。
まず、ペアになってウォームアップ・エクササイズを。
心理関係者向けにこのエクササイズがラポート(人と人との間がなごやかな心の通い合った状態であること。親密な信頼関係にあること)の築きにする際のポイントを説明しました。
ペアで作業中
この他にもアートを用いたエクササイズをして、前半は終了。
休憩時間には会場に展示した私の詩とアートのコラボ作品をご覧頂きました。
後半はアセスメント(査定)・テストを体験して頂きました。
HTPは「これからいうものを含めて一枚の紙に描いて下さい。家・木・人。規格可されたアセスメント・テストでは行いませんが、今日は描いた絵を彩色して下さい」と指導しました。
また日本で独自に創案され開発された風景構成法にも挑んで頂きました。
アセスメント・テストで指示される家・木・人を描いている様子
被験者役としてアセスメント・テストを受けた感想を伺ってみると、
「面接官は自分の絵をどんなふうに評価するだろうか?と緊張しました。カウンセリングにおける面談者の不安な気持ちが想定できました」
「テストを受けているのに段々描いているのが楽しくなってきて、童心に返ってお絵描きしました」
「描画分析という絵を解釈する方法はアート・セラピーの本の一角であることが分かりました」
さまざまな感想があって印象的でした。
最後にご自分の作品を手に全体写真を撮影
『アート・セラピーとは』どんなものなのかと緊張気味な面持ちの多かったワークショップ開始時でしたが、終了時には皆さんリラックスして笑みがこぼれるようになりました。
実際に体験してアート・セラピーとはどんなものかを会得してもらえてよかったです。
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