アクティビティーのプログラムなどを運営しています。
The Mandella Project:www.youthpartners.ca
私が担当しているのは毎木曜日の放課後で、女児のアート・セラピーのグループです。
その名をThe Mandella Eiko's Girls Group
対象年齢は8-12歳。
1月からの冬休み明けから始まり、3月の春休み前に前期が終了しました。
以前は Art Explosion:芸術は爆発!のクラスとしてアートを教えていたのですが、
参加者の心の問題が見え隠れし始め、コーディーネーターに企画を提出して
女児のアート・セラピーのグループが開催されました。
最初にグループ内でのルールを皆で話し合って決めて、合意したメンバーはサインしました。 |
最初の週は人数が少なくてアート・セラピーのグループをスタートできなかったので、
翌週にグループでゲームのように自己紹介しながらグループ・アートを作成しました。
全員参加で作り上げたグループの自己紹介アート・ワーク
みんな楽しそうにアート制作しているように見えるのですが、既にグループ内には
派閥ができはじめ、特定の女児に嫌悪感を示すような態度があったようです。
私には分からなかったのですが、ホワイトボードに絵を描いて遊んでいるように見せ掛けて
気に入らない女児に対しての嫌がらせがあったと報告を受けました。
そこで、翌週にはグループ内のルールをもう一度皆で話し合い、決め直しました。
『家族を描こう!』のテーマに取り組むグループ。
アルファベット文字を貼ったり、オイル・パステルで絵を描いたり画材は自由に選択。
目が覚めたら死んでいたペットを偲んで記念に作った像。
私が靴屋さんからもらってきた箱を自分に見立てて、外に見せている部分、内側の部分を表現。
「これが学校での私!」とテーマに沿った優等生的な創作もあれば、
「学校でバレンタイン・デーにチョコやカードを入れてもらう箱にするの」という主旨のものも。
折り紙は相変わらず大人気。たくさん作っておうちに持って帰ろう。 |
ある女児は折り紙の本通りに食べ物シリーズを作ってコレクションを。 |
これも折り紙の本にあった封筒の作り方を見て作成。
たくさんお手紙が出せるね。
いつも、しかめ面していた女児が「これ、あげる」と私に作ってくれたミラクル・エッグ。
皆たまたま黒い服を着ていたので、「ポーズするから写真撮って!英子も入ってね」のショット。
生徒たちは放課後のこのクラスに「お腹空いた~」とやってくるので、冷蔵庫にあったリンゴを
こんな風に剥いて『うさぎのりんご』にしたら、みんな珍しいのか、争うように食べていました。
北米の大人はリンゴの皮を剥かないで齧ったり、ただ数等分にするだけみたいなので、
こんなふうにリンゴを剥いてもらった経験がないようでした。
雛祭りの頃だったので、折り紙で雛人形をたくさん作ったね!
文章を書くのが得意な子は、アート・セラピーの課題をアートと文章の両方で表現。
その上、折り紙作品もたくさん作りました~
「見たことも食べたこともないけど作ってみたいの」折り紙で作った串団子。
幸せな時と怒った時、どんなふうに違う?
色や形で表現してみよう。
「粘土って冷たくて粘り気があって、楽しい~」
何を作るのかな?
粘土で作ったピザで~す
最終回はガールズ・パーティーにしよう!ということになり、パーティー・パッケージを購入。
前夜に自分の帽子、ブレス、名札を作ってみました。
前週作った粘土作品に色を塗っていた女児。
「これ、英子のあげる!」とプレゼントしてくれました。
「チキンと野菜とご飯の夕食よ!」 |
最後のクラスだったので、ひとりずつ卵の形の容器を選んで、その中に
グループ・メンバーだけがもらえた貝の欠片を入れ、各自で容器をデコレーション。
上記は私が見本に作ったもの。
最後のクラスに来た4人のメンバーが作ったそれぞれ個性的な作品 | 。 |
自分で作った帽子、ブレス、名札うを付けて、ミルクのグラスを傾けるガールズ・グループ。
グループとして達成していきたい、これからの課題はたくさんありますが、
春休み明けのガールズ・グループ、何をしようかな~と考えています。
後期のガールズ・グループをファシリテートするのが楽しみです。
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