2017年12月14日木曜日

12/12/17 【人生は折り紙を折るが如し】

今年は12月になってからほとんど雪が降っていないので、
積雪のないクリスマスになるかな~


夏休みの折り紙教室のリピのお子さんもいた人気のクラス!
 
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
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1993年にこの地域の選択科目の日本語を教える先生の補助として
カナダに来てからもうすぐ25年。

日本語クラスでは文化的なデモとして、生け花、お茶、着付け
日本食実習などいろいろ教えました。

その中でも特に人気があったのが折り紙でした。
 

クリスマス・ツリーにも飾れる折り紙オーナメント


 

この夏にお招き頂いて夏休みの折り紙教室をしたLumbyという
ここから100㎞ほどの小さな町にクリスマス用折り紙を教えに

行ってきました。
 
 土曜日の朝だったせいか、始めは折り紙の個人教授に~

 

お子さんについてきた親御さんも折り紙に挑戦!


出来上がるまで諦めない忍耐力を見せてくれたお子さんたち


この日、ふとこんなことを思いました。

折り紙を折るプロセスって人生の生き方になぞらえられるなって。

そこで、こんな詩を書いてみました。




『人生は折り紙を折るが如し』

折り紙で何かを折るには
最初は折り方を教えてもらえるといい

山折り・谷折り・鶴折り・魚折り
どれも本を見ただけじゃ難しい

小さな頃、最初に折り紙の基礎を
教えてもらえた子は手早く上手に折れる

誰にも折り方を教えてもらえなかった子は
自己流で何とか折ろうと四苦八苦

何度も折り方を間違えては折り直し
出来上がった時には折り紙は皺だらけ

どれだけ時間を掛けたとしても
基礎を教えられた子のように
きれいに仕上げられない

人生は折り紙を折るが如し

最初にまともな大人にどうやって
生きるのか見せてもらえると分かりやすい

こんな時はこうすればいい、
こうならないように、ああしておけばいい

信じられる大人がいない中で育つと
こうなりたくないばかりが増えていく

でも、どうやって生きていったらいいのか
モデルがいないから分からない

それでも大人になる時がやってくる
紙がズレても切れても仕上げなくてはならない時が 
  
そんな子に、よく仕上げたねと伝えたい

最初のひと折りが違っていたら折り直さなくてはならなくて
随分とやり直しに時間が掛かったろう

何度も折り直している内に
嫌になってしまったこともあったろう

それでも見よう見真似で
何とか自分の力で折り上げた

そんな作品は不細工ではあっても
捨てるに忍びない味わいがある

そうやって生きていっていいんだよね
私も不器用な指で折り紙を折り続けていこう




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