どんな絵ができあがるかよりも、アートを作ることそのものを大切にする 『心のアート・ワーク』。カナダBC州公認アート・セラピストがカナダと日本の アート・セラピー活動を綴っていきます。 Facebookページ:https://www.facebook.com/kokoronoartwork/
2017年11月20日月曜日
11/19/17 【氣持ちについての氣持ち?】
初雪の後、しばらく寒い日々が続いていました。
今年は例年になく雨が多い晩秋を迎えています。
サティアの2日間ワークショップのイントラ(左)とアシスタント
(右)と共に。
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
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サティアのワークショップでの写真をアップしましたが、サティアとは何のことでしょう?
ヴァージニア M.サティアは、日本では後年に彼女が関わったNLPのwebsiteで名前を見掛けるくらいで、あまり紹介されていないようです。
サティアはアメリカの心理療法家で家族療法の創始者と呼ばれています。
私は大学院で家族療法についても学び、興味を持っていました。
そこで、今回、ここから100㎞ほど西にあるKampoolsという町で催されたサティアのワークショップに参加しました。
Kampoolsはこんな砂漠のような地域なんです
ゴルフ場のクラブハウス内の部屋で行われました。
このようなバナーが掛かっていました。マンダラみたいなロゴ
変容力のある体系的療法
この氷山のメタファーのモデルには、人間の認識と行動が表わされています。
このモデルを用いてクライアントの心の奥底まで探っていき、例えば
「氣持についての氣持」を意識することで、表出している行動に変化が
起こるというコンセプト。
「氣持についての氣持」とは、例えば、自分が怒っているということに
罪悪感を持っているということもあるという考え方。
2日間の初日にこのモデルの極意を学び、そして、翌日は
実際にモデル・ケースを扱って演習しました。
このクラスで私の実家の人間模様をケースとして扱ってもらいました。
クラス内で私がそれぞれの家族の配役を決め、キャストはポーズを付けたり、役割になりきって氣持ちを言葉にしたり、ドラマ仕立てのような部分もありました。
私はキャストの家族としての関係性を客観的に観察した後、イントラに導かれて、ひとりひとりと会話をしました。
イントラの私への質問は、決められているものをそれぞれのキャストと関わる毎に訊かれました。
自分が自分の氣持ちについてどう感じているのかを考える機会は貴重なものでした。
心の傷の元になった関係性も出てきて、それを言葉にして相手に伝えたことによって、カタルシスを体験しました。
イントラ「このメンバーでのワークショップは一期一会なのよ」
自分の思考感情行動に責任を持つというアドラー心理学のコンセプトとサティアのそれも共通するところがあったのも面白かったです。
またこのような学びの機会を持っていきたいです。
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