残暑厳しき折、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
アート・セラピーのオープン・スタジオに参加して作品制作しました!
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
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いつもクライアントにアート作りの場を作り、
時には一緒に、多くの場合はアート作りを見守る。
いつも仕事でアート用品に囲まれているけれど、
自分を解放したり、表現したりの機会は
セッションの時間とは別に持たない限り巡ってこない。
アート・セラピストを含めて心理療法に携わる人は、
感情労働者なので、セルフ・ケアが大切。
そんなセラピストの参加できるワークショップが
バンクーバーで開催されました。
築100年以上のおうちで催されたオープン・スタジオ
王室?のような大きな扉を開けて入ると、
カナダらしく暖炉のある、心地よい居間が広がっていました
私を含めて7名の参加者はみんなセラピスト。
円陣に並べられたソファーや椅子に掛けて、セッションのスタート。
今回は人形作りなどの特定の作品制作のテーマなし。
自分の心が導くようにアート作りをするんです。
画材はいろいろ揃っています。
クラフト材料も充実
色とりどりの材料を見ていると、ワクワクしてきます~
私の目を惹いたのは、バスケットの中の布生地でした
それぞれ、家のどこで作業してもOK!
私がテーブルの上に広げたのは、大好きなピンクとオレンジ色の
花柄の生地でした。
人生、花咲かせたい想いがあるからかな?
この生地をベースに、他の生地を切って編み込んでタペストリーを作ろう!
持ち時間は90分間。
終わらなかったら、家に持って帰って完成させるようにとのこと。
いつもアート制作のプロセスを順を追って写真撮影する私ですが、
この日ばかりは制限時間内に終わらせたくて、息つく間もないほど!
このような状態になるのが自分なんですね。
目標を決めたら、一心不乱にその課題達成に突っ走る。
特にテーマも作るものも決めなくて、なんとなく手を動かして、
そこから閃いて何か生み出していく人もいます。
私はそのような直観待ちするより、決めてから材料を見つける方が好き。
開催者が集めた世界諸国からの生地を吟味して、端の始末をしながら、
編み込む部分の数本のストラップを作るのに1時間は掛かったかな~
それから、色や柄、素材によって生地の配置を決めて、
後は順次編み込んでいく作業。
最後の最後にリボンを上下のボーダーにすることにしたら、時間切れ!
それでも未練がましく(笑)慌てて完成させました~
時間が来たら全員庭に出て、体をほぐしてからシェアリング。
一人ジェスチャーすると、 全員でその動きを真似るのです。
その行動によって相手への共感度が深まるからかしら。
庭のどこに自分の作品を配置するのかも、プロセスの一部。
最後に庭に出た私は、空いていた椅子の上に作品を載せました。
「私は、行き当たりばったりとか、
成行き任せって好きじゃないの。
5歳の時にお絵かき教室で描いた絵の描き方と、
今日の制作工程は同じだった。
自分の心の中でテーマが決まったら、
イメージを形にするプロセスに没頭する。
色や形、お絵かきだと筆致、工芸は素材など、
それぞれの要素の融合が大切。
それで、気に入るまで、
ああでもない、こうでもないと何度も試して、
最後に想いを遂げるかのように完成させる。
これが生涯通して貫いていく、
用意周到、仕切り上手で、手を抜かない、
一度決めたことは達成させたい、
私の生き方」
今回の自分の性質及び生き方の気づきへの再認識でした。
それぞれが制作のプロセスを語り、じっと聴き入る時間。
とても濃密で、自己同一性や共感が深まっていく感じ。
最後に開催者と共に写真を撮ってもらいました。
その時、気づきました。
先日、衝動買いしない私が珍しく一目惚れして買った
この日履いていたパンツ。
今回のアート作りのタペストリーの原型だったのかも…
またこのようなワークショップに参加して気づきを深めたいです。
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