2012年7月29日日曜日

『想い いろいろ』詩と生徒のアートのコラボ作品


2ヶ月前に日本に発つ前にアップしてから、ブログの更新が滞っております。

お陰様で6週間の日本滞在中のアート・セラピー活動は好評を頂き、
多忙を極めながらも充実した日々を送ることができました。
開催者の方々、また参加して下さった皆さんに感謝しております。

7月11日にカナダに帰宅してからは、
夏休みのアート・キャンプや日本文化のアート教室などを教えていました。
7月末になって、やっと人心地ついた状態です。 

8月に入ったら、日本でのアート・セラピーの活動、
また、カナダに帰宅してからの夏休みのアート・キャンプや日本文化のアート教室などの模様を
ブログにアップしようと思っております。

いつもは自分の描いたアクリル画に詩を書いて自分コラボしているのですが、
今回は画像に生徒が贈ってれたアートを掲示して、
生徒のアートと私の詩のコラボをしてみました。



『想い いろいろ』

生徒に向き合っていると
さまざまなやり方で触れ合ってくる

先生のお手伝いをして頼りにされたいと
幾つもの椅子を無言で運ぶ姿

ちょっとしたことでも手を掛けてもらって
構われている実感を得ようと躍起になる

必ず相反する意見を口にしてしか
関心を惹こうとできない不器用さ

最後の日に感謝のカードとアート作品を
さりげなく手渡して忘れないでと願う

どの子がどれだけ私と一緒にいた時間を
大切に感じているのかは計り知れない

彼らが三年後、結婚時、もしくは親になってから
一緒に過ごしたアートの時間を思い出すかどうかは未知数

それでも、それぞれのやり方で
手を伸ばしてきた子らは私の心に残る

たくさんの絵の具のついた手の形が
ハートを埋め尽くしている

いつかその色が褪せる日がきても
なるなることはない、伸ばしてきた手の感触は



☆セラピーやアートのクラスを通して子どもたちと出会っては別れていく。
それが自分にとってどういう意味を持つのか綴ってみました。