2017年12月29日金曜日

12/28/17【家族でアートの記事1月号!】

もう3つ寝ると~お正月♬
暮れも押し詰まってきた零下10℃のカナダの夜。

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~


毎月配布される判りやすくライブ感のある「生」の声を誌面にしている静岡県沼津市の(株)ブレーン社

発行のライフマガジン『Family』

 

大きく背伸びをしないで、家族の真ん中に+αの生情報を
届けることで
「家族を元気に」「お店を元気に」「地域を元気に」する
フリーペーパーです

 

主婦層&家族対象に静岡県東部に、100店舗以上ある流通スーパー等
(エスポット・ポテト・マックスバリュ・マミー・業務スーパー・
食遊市場・エッグマート・ハック)で、配布開始後にすぐになくなってしまうほど大人気の冊子!

 

大学の先輩でもある、この『Family』誌の杉山浩昭編集長よりご依頼頂き、11月号から私の家族向けのアートの仕方の記事

『アートワークを楽しもう』の連載が始まりました。

こちらが2018年1月号です!

 

掲載第3回目は、絵の具の感触を楽しもう
『フィンガーペインティング』のご紹介です。

静岡県東部にお住まいの方は、毎月22日に発行される

ライフマガジン『Family』

が大手スーパーなどで配布されますので、是非、お早目に
ご入手くださいね。

 


2017年12月24日日曜日

12/23/17 【クリスマスに想いを籠めて】

西カナダは明後日クリスマスを迎えます。
今年は零下のホワイト・クリスマスになりそうです。
 
地元図書館で大人気!折り紙プロ(笑)英子の折り紙ワークショップ

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~

 12月に入るとクリスマスのイベントが目白押しのカナダ。

こちらでも今ではメールに取り替わったクリスマス・カードや、市販品のが多いオーナメントだけど、やっぱり手作りものには氣持ちが籠っている感じがしますね。

Tween:
9~12歳のティーンネイジャー前の年代が今回の折紙対象者

 
参加者には男子も多い!
  今回の会場は図書館のティーン向けの本のコーナー。
 
見本に作ってみた折り紙テクを用いた見開きクリスマス・ツリー。
私の大好きなお寿司やスィーツのシールを内側に貼りました。

日本語で『メリー・クリスマス
と書いたら、これをカードに描いて欲しいとせがむお子さんがたくさんいました~
他言語はかっこよく見えるようです。
 
最初の課題は折り紙のツリーを台紙に貼ったカード作り。   大人気だったのが、キラキラのラインストーン・シール
 
ツリーの部分に絵や装飾を施し、台紙に文字を書いた子も。

ここまでで約30分掛かり、次は折り紙のオーナメント作り。
 食い入るように私の手元を見詰める女子(左側)VS
私が何をしているのか
全く見ていない男子(右側)
 
 一人も落ちこぼれが出ないよう早い段階で折り方の間違いを正します。
 
最後に作品を微調整をして、お持ち帰りに備えます。
 
参加者「全部作りたかった~」この中から2種類作りました
今回折ったのは、右上のつのこう箱と、飾り皿⇒
カナダではオーナメントに見えます。

左が私、右が参加者Cちゃんの作品

 
美目麗しく優しい図書館の子ども担当のAさんと

図書館での折り紙教室は大人氣なので、また違うシーズンに
折り紙教室を企画して開催することになりました~

1枚の紙を折る「たかが折り紙」ですが、アート・セラピー的に
見ると、一枚の紙を折り上げていく工程にその人のあり方が現れる。


出来上がった作品だけでなくプロセスも「されど折り紙」なのです!

2017年12月14日木曜日

12/12/17 【人生は折り紙を折るが如し】

今年は12月になってからほとんど雪が降っていないので、
積雪のないクリスマスになるかな~


夏休みの折り紙教室のリピのお子さんもいた人気のクラス!
 
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
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1993年にこの地域の選択科目の日本語を教える先生の補助として
カナダに来てからもうすぐ25年。

日本語クラスでは文化的なデモとして、生け花、お茶、着付け
日本食実習などいろいろ教えました。

その中でも特に人気があったのが折り紙でした。
 

クリスマス・ツリーにも飾れる折り紙オーナメント


 

この夏にお招き頂いて夏休みの折り紙教室をしたLumbyという
ここから100㎞ほどの小さな町にクリスマス用折り紙を教えに

行ってきました。
 
 土曜日の朝だったせいか、始めは折り紙の個人教授に~

 

お子さんについてきた親御さんも折り紙に挑戦!


出来上がるまで諦めない忍耐力を見せてくれたお子さんたち


この日、ふとこんなことを思いました。

折り紙を折るプロセスって人生の生き方になぞらえられるなって。

そこで、こんな詩を書いてみました。




『人生は折り紙を折るが如し』

折り紙で何かを折るには
最初は折り方を教えてもらえるといい

山折り・谷折り・鶴折り・魚折り
どれも本を見ただけじゃ難しい

小さな頃、最初に折り紙の基礎を
教えてもらえた子は手早く上手に折れる

誰にも折り方を教えてもらえなかった子は
自己流で何とか折ろうと四苦八苦

何度も折り方を間違えては折り直し
出来上がった時には折り紙は皺だらけ

どれだけ時間を掛けたとしても
基礎を教えられた子のように
きれいに仕上げられない

人生は折り紙を折るが如し

最初にまともな大人にどうやって
生きるのか見せてもらえると分かりやすい

こんな時はこうすればいい、
こうならないように、ああしておけばいい

信じられる大人がいない中で育つと
こうなりたくないばかりが増えていく

でも、どうやって生きていったらいいのか
モデルがいないから分からない

それでも大人になる時がやってくる
紙がズレても切れても仕上げなくてはならない時が 
  
そんな子に、よく仕上げたねと伝えたい

最初のひと折りが違っていたら折り直さなくてはならなくて
随分とやり直しに時間が掛かったろう

何度も折り直している内に
嫌になってしまったこともあったろう

それでも見よう見真似で
何とか自分の力で折り上げた

そんな作品は不細工ではあっても
捨てるに忍びない味わいがある

そうやって生きていっていいんだよね
私も不器用な指で折り紙を折り続けていこう




2017年12月2日土曜日

12/1/17【家族でアートの記事12月号!】

12月になり、西カナダはグンと寒くなりました。
日本は師走で忙しい時期になりましたね。



家族でアートを用いたコミュニケーションの仕方をお伝えしています。

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~


毎月配布される判りやすくライブ感のある「生」の声を誌面にしている静岡県沼津市の(株)ブレーン社発行の

ライフマガジン『Family』

 

大きく背伸びをしないで、家族の真ん中に+αの生情報を
届けることで
「家族を元気に」「お店を元気に」「地域を元気に」する
フリーペーパーです

 

主婦層&家族対象に静岡県東部に、100店舗以上ある流通スーパー等(エスポット・ポテト・マックスバリュ・マミー・業務スーパー・食遊市場・エッグマート・ハック)で、配布開始後にすぐになくなってしまうほど大人気の冊子!

 

大学の先輩でもある、この『Family』誌の杉山浩昭編集長よりご依頼頂き、11月号から私の家族向けのアートの仕方の記事

『アートワークを楽しもう』の連載が始まりました。

  こちらが12月号です!

掲載第2回目は、楽しみながら家族が仲良くなる『想像力アップのお絵かき法』のご紹介です。

 

静岡県東部にお住まいの方は、毎月22日に発行される

ライフマガジン『Family』

が大手スーパーなどで配布されますので、是非、お早目に
ご入手くださいね。

 



2017年11月26日日曜日

11/25/17 【こんなの初めて見た!】

どんどん日が短くなってきて、4時過ぎには暗くなってくる西カナダ。
ひと月足らずで冬至を迎えますね。
 

こんなの見たの初めてでした!一体、何なのでしょう?
 
心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
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少し前にsppinerが流行りましたね。

 
これは、落ち着かない時に手慰みする道具として重宝されていました。

カナダではfidget:もじもじ、そわそわする、いじくり回す用と謳われていました。


今回、トップにアップしたのはTwiddlemuffと呼ばれるもの。

Twiddleという単語は、ひねり回すという意味
手を温めるためのマフに色々ついているものが、
どうしてひねり回すという意味なのか?

タグはFidget Me Not Project:ひねり回さないでプロジェクト

戦没者へ手向ける忘れな草の英名:Forget Me Notを文字っています。

このタグには、特別にあなたのために、Knitwits(グループ名)による
手作りと書かれています。


ひねり回すためのマフどういう意味なのでしょう?

twiddlemuffは、リボンやプラスチック製のボタンなどが
付けられたカギ編み製、または、生地によるチューブのこと。

上からマフの中を覗いた様子

 
マフはさまざまなの毛糸や感触のある素材て作られていて、
外側だけでなく、内側にもプラスチック製のボタン部品などが 
縫われています。
マフの内側に手を入れていても、指先で内部をいじれるように
配慮されています。


小さいお子さん用にしては大きさが違う…

だれが、どんな目的で使うものなのでしょうか?

アルツハイマーなど認知症がある人々の多くは病状の進行と
共に性格の変化を遂げ、特にイライラしやすくなるそうです。

そのような場合に手と心をTwiddlemuffsに集中させることによって、動揺を和らげ、氣分を静められるように配慮して作られています。

カナダの多くの入院病棟では、患者の気分の快くし、手慰みになる、
また、微細運動によって脳を刺激することが患者に
前向きな影響を及すTwiddlemuffsが評判になってます。
 
着ている服に合わせて色を選べたらオシャレ!

「わ~面白い!私も作ってみようかな!」

無邪気にそう言うと、こんな返事が。

「あなたが個人で、また、オシャレものとしてプレゼントに
 するのはいいアイディアね。

認知症用に作るには、付けるものの強度や
素材などいろいろな制約があって、
その通りに作る必要が。


な~るほど!
可愛く見えるこのマフは、医療用目的の
場合には細かい制約に沿って、規格通りに
作っているんだ!

現在、このTwiddlemuffはボランティアのグループがそれぞれ作成して、入院病棟に寄付しているのだそう。

私はアート・セラピーのセッションをしている発達障害を抱えた
生徒たちを思い浮かべ、このマフで手慰みの効果が出そうだと確信!



2017年11月20日月曜日

11/19/17 【氣持ちについての氣持ち?】







初雪の後、しばらく寒い日々が続いていました。
今年は例年になく雨が多い晩秋を迎えています。


サティアの2日間ワークショップのイントラ(左)とアシスタント
(右)と共に。


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。 

 
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サティアのワークショップでの写真をアップしましたが、サティアとは何のことでしょう?

ヴァージニア M.サティアは、日本では後年に彼女が関わったNLPのwebsiteで名前を見掛けるくらいで、あまり紹介されていないようです。

サティアはアメリカの心理療法家で家族療法の創始者と呼ばれています。


私は大学院で家族療法についても学び、興味を持っていました。

そこで、今回、ここから100㎞ほど西にあるKampoolsという町で催されたサティアのワークショップに参加しました。

Kampoolsはこんな砂漠のような地域なんです
 
ゴルフ場のクラブハウス内の部屋で行われました。
 
このようなバナーが掛かっていました。マンダラみたいなロゴ
  
 変容力のある体系的療法

 

この氷山のメタファーモデルには、人間の認識と行動が表わされています。

このモデルを用いてクライアントの心の奥底まで探っていき、例えば
「氣持についての氣持」を意識することで、表出している行動に変化が
起こるというコンセプト。

 
「氣持についての氣持」とは、例えば、自分が怒っているということに
罪悪感を持っているということもあるという考え方。



2日間の初日にこのモデルの極意を学び、そして、翌日は
実際にモデル・ケースを扱って演習しました。

このクラスで私の実家の人間模様をケースとして扱ってもらいました。


クラス内で私がそれぞれの家族の配役を決め、キャストはポーズを付けたり、役割になりきって氣持ちを言葉にしたり、ドラマ仕立てのような部分もありました。

私はキャストの家族としての関係性を客観的に観察した後、イントラに導かれて、ひとりひとりと会話をしました。

イントラの私への質問は、決められているものをそれぞれのキャストと関わる毎に訊かれました。

自分が自分の氣持ちについてどう感じているのかを考える機会は貴重なものでした。


心の傷の元になった関係性も出てきて、それを言葉にして相手に伝えたことによって、カタルシスを体験しました。

 
 イントラ「このメンバーでのワークショップは一期一会なのよ」

自分の思考感情行動に責任を持つというアドラー心理学のコンセプトとサティアのそれも共通するところがあったのも面白かったです。

またこのような学びの機会を持っていきたいです。