2016年3月26日土曜日

3/25/16 【折り紙で祝復活祭!】

今週末はイースター:復活祭の祝日で4連休になる人も。
イースターは多産なうさぎと新生のひよこがシンボルです。

折り紙技法でバスケットを作って、
その中に折紙で作って入れたのは何でしょう?

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 

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私は心理療法家を生業にしておりますが、 
日本文化インストラクターもしています。

書道、折り紙、日本語、着物(浴衣の着付け)、盆踊り、
なんちゃっての茶道と華道。

中でも折り紙と書道が人気があり、
学校関係や図書館などで教える機会があります。


今年の3月はそんな機会が重なりました。






3月21日にここから60㎞南の町バーノンの図書館で
8~12歳対象の折り紙教室の依頼が。
 最初に折ったのは、イースターにちなんだ”うさぎ”でした。
 
 風船の折り方をアレンジして、耳が立つように折ります

次はバスケットを折ります~
 
大きな紙でつのこう箱を折って、
バスケットとして持ち手の部分をステープル⇒テープでとめました

各自、好きなようにバスケットをデコレーション。
うさぎをバスケットに入れて運ぶのも楽しい~

3月22日には地元サーモンアームの図書館で折り紙教室。
こちらは対象年齢が低めなので、手が掛かりました。
 
1ステップごとに全員を回って、できているか確認。
できない子が取り残されないように、間違っていたら私が折り直し。

時間が掛かるけど、全員が折り紙作品を完成させるのに必要なプロセス。

バスケット、こんなふうに折れたかな?



 みんなバスケットが完成して満足~

「折り紙楽しかった~教えてくれてありがとう」
 お礼を言いにくるお子さんが何人かいました。

嬉しそうに折り紙作品を持って帰る姿を見ると、

今度はどんなものを作ったら楽しいかなと
既に次の折り紙教室のアイディアが湧いてきました~

2016年3月25日金曜日

3/24/16 【5月14日(土)金沢:発達障害とアート・セラピー】 

学校が春休みに入りました。
町ではたくさんの子どもたちを見掛けます。
 


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 

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私が住んでいる地域の学区域には、代替教育プログラムがあります。
 

このプログラムの生徒の入学申請基準: 

学校組織外の機関やサービスの嘆願、または学校組織による問題行動カテゴリーに関連している行動がある。 

内的な行動障害の可能性による障害がある。 

一般的な学習環境に留まる権利を剥奪された。
新しいスタートを切ることによって生徒にとって利益がある場合。 

生徒は学校、コミニュテイー、家庭などで問題行動を呈している場合。 

学校の内外の問題解決能力が最大限に発揮される。

簡単にご説明すると、クラスや周囲に迷惑や危害が及ぶ
問題行動のある生徒たちです。

生徒のおよそ90%が男児です。 


理由を効いたところ、男児の方が行動化する問題を持っていることが多く、
女児は不安症、うつ、摂食障害などがあっても他者との関係性で

それが発覚しにくい。

また、問題行動のある女子は10代に入ると年上の男性と

異性交際が始まり、
家出して学校を辞めるケースもあるからだそうです。

私は学習障害や自閉症スペクトラム障害を含む発達障害、
また、親子間のつながりに問題がある愛着障害のある
生徒とのアート・セラピーのセッションの臨床を約十年間続け

ています。

今回の金沢、伸楽ひふみ学園主催の講演会では、
このような生徒との間にアート作りを促しながら、
どのように関わりを持っていくかを臨床体験を通して
お話させて頂きます。

発達障害を持つお子さんの親御さんや教育関係の方々に
特にお勧めしたい講座内容です。


『アート・セラピーと発達障害』
~カナダの療育の現場から~

2016年5月14日(土)9:00 - 12:00


●講師:上原英子 (BC州公認臨床心理カウンセラー、BC州公認アート・セラピスト)

  
会場: 伸楽ひふみ学園 西金沢学習支援センター

●電話:(076)227-9878


●会費:1,000円


●協賛:パトリ合同会社


●お問合せ・お申込み:(076)227-9878 (一般社団法人伸楽ひふみ学園)


※資料の準備等の都合がございますので、5月10日までにお申し込み下さい。

2016年3月24日木曜日

3/23/16 【カレッジで日本語のプレゼン】 

春のお彼岸が過ぎ、どんどん日が長くなってきました。
午後7時ごろまで明るいのが嬉しいです。



地元カレッジのマルチカルチャル・デーで日本語のプレゼンをしました。

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 

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カナダ最西のBC州内陸部のサーモンアームは、
人口17000ほどの田舎町。

大多数が白人のこの町に23年前に住み始めた当時は、
スーパーで子どもにしげしげと見つめられたことも。
黄色人種は極めて少なかったから。

この町のカレッジがさまざまな文化を祝すイベントを開催。



地元の移民協会もバックアップ。

会場には先住民族の衣裳などの展示も。
 
いくら儀式のためでも、これを被って踊るの大変そう~ 
  さまざまな手工芸品を陳列。
 
この町は3団体がシリアからの難民を受け入れたので、
シリアの家族もこのイベントに参加。

この行事の関係者から日本文化についてプレゼンの依頼が。

今月は小学生対象に書道を教えたので、
その資料を用いて日本語のプレゼンをすることに。

日本語はひらがな、カタカナ、そして漢字の3種があると話すと、
アルファベットしかない英語を用いているカナダ人はビックリ!

地球の四要素の漢字を当てるクイズをしたりして、
参加体験型の楽しめるプレゼンに。

今、私たちに必要なのは…

 
World: 世界 + Peace: 平和 = 世界平和

聴衆は大きく頷いていました。

 
書道家の義母の作品『世界平和』は、人目を引いていました。

私の次のプレゼンターは、
Metis(
ヨーロッパ人と北米先住民との混血児;その子孫)の
伝統的な踊りを披露。


そして、観客にダンスの参加を呼び掛けたので、
私も一緒に踊りました~
 
フォークダンスと花いちもんめが混ざったような振り(笑)

 
楽しく踊りました~

私もカナダ移民の一人として、
これからもこのような行事には参加していきたいです。

2016年3月20日日曜日

3/19/16 【補助教師養成コース】

3月なのに日中の気温は12℃まで上がりました。
気の早いカナダ人には肩出しのシャツを着ている人も!
 
今年は例年よりたくさんの受講生が学んでいます。

心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 


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私がアート・セラピーを担当しているこの学区域の隣の地区で
CEA(Certified Education Assistant)トレーニング:学校のクラスで
学習に困難がある生徒を支援する役割の養成コースを教えてきました。

2009年に3時間枠で始めた私のアート・セラピーのコース。
受講生より「もっとじっくりと学びたい」という要望があり、
翌年から全日(6時間)コースに延長されました。

昨年度までのCEAコースでの講座の内容はこちら↓ 

http://kokoronoartwork.blogspot.ca/2015/05/5215cea.html

  http://kokoronoartwork.blogspot.ca/2013/09/9713cea.html  

好評に付き昨年に引き続きカレッジのVernon(60㎞南の町)キャンパス
から依頼を受け、こちらのキャンパスでも教えてきました。


会場のオカナガン・カレッジは、
オカナガン地区に幾つかキャンパスを持つ教育機関で、
高校を卒業した生徒が大学編入のための単位を取得する
目的で通う本科と、資格取得や趣味のための
生涯学習コースに分かれています。
 
コースのタイトルは
『アート・セラピー:どんなもので、

どのように生徒に効くのか?』 





 
お天気のいい土曜日、朝から学校に来るのは辛い~
コースを受講している30人中、26名が出席。
カナダにして出席率がいい方です(笑)
 
受講生は圧倒的に女性が多いですが、毎年少数ながら
男性も混じっています。

理論を学び、実際にクレヨンを手にして作業の時間に。
 二人で一枚の紙にお絵かきするエクササイズは楽しい~
どんなふうに絵を描くのか、その人の個性が表われます。
 
遠慮しないで分からない部分を率直に訊いてくる態度は好感が持てます。
役割を演じるロール・プレイでは、クレヨンを食べちゃう生徒を演じた人も!
作業に熱中して思わず立ち上がってしまう受講生もいました。

それぞれの受講生が生徒に対してどのようにアート作りを用いて
心のつながりを築いていくのか、
これからの彼女たちの活躍を楽しみにしています

2016年3月18日金曜日

3/17/16 【大阪開催6月12日(日)コラボ講演会のお知せ】

もう春なのかと思いきや、今日は風花が舞っていました。
カナダの春の訪れが待ち遠しいです。


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 


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今日は大阪で開催される6月12日(日)コラボ講演会のお知らせです。 

『日本人のいいところ、ユニークなところが 
驚きとナットクでよく分かる』

日本人の良さがいっそうよく分かる!

私たち日本人の母子関係、 おとなの人間関係、感じかた、
物の見かたって 本当はどれほどユニークなのか!


日本人のカウンセリングは西洋人とどう違うか。
それらが楽しく学べる講演会を開催致します。


私は1993年に渡加し、20年以上ここカナダの最西の
BC州に住んでいます。


就労ビザで公立学校で仕事をしていた頃、

永住権を収得して移民のための英語クラスに通っていた頃、

アドラー心理学の大学院に通いカウンセリングと
アート・セラピーの勉強と実習をしていた頃、


心理療法家になり臨床を始めてから、

20年以上前からカナダに住むようになり、
それぞれの時期に
いろいろと思うことがありました。

日本人の親子関係、根本的な感じかた、考えかたの独特さが
白人が90%以上のカナダの田舎町に住んでみて、
いろいろ見えてきました。


『そっか!だから日本人はそうするのか!』

『なるほど!だからそう感じるのね!』

『日本人て、こんないいところがあったんだ!』

『へぇーっ!それって当たり前だと思ってたけど、
日本人の特徴なんだ!』


皆さんにそんな気づきを、たくさんして体験していただく
コラボ講演会です。




しかも、

米国に8年住み、心理士および大学の教員として
働いたことがあり、
昨年度はニュージーランドで大学の心理学客員教授として
貴重な学びと経験をなさった


のぼ先生こと、古村昇先生

との『コラボ講演会です!

さらには、
ランチ・デザート付きで寛ぎながら学べるセッテング!


参加者のみなさんには
興味深い学びに加え、いい出会いなど
参加費以上のものを得ていただくイベントにする。


そういうことで、計画しました。

名刺やご自身の活動のチラシがおありでしたら
ぜひお持ち下さい。


なお参加費は 紹介者ありの場合は<ランチ・デザート付き>
にもかわらず、


たったの5000円


ブログや私のFacebookなど私とつながりのある「あなた」は、
お申し込みの際に 
  
「紹介者は上原」

とお書き頂き、その割引参加費でご参加ください。


お席に限りがありますので、
お早目にお申込み下さいね!


6月6日(月)までに、下記イーメールへ
お名前(フルネーム)とともにお申し込みください。


折り返し、振込口座などの詳細メールをお送りします。

nobosantomanabu@yahoo.co.jp

皆さんのご参加をお待ちしております!


2016年3月11日金曜日

3/10/16 【書道の極意は無心になること?】

BC州のこの地域では3月に入るとお子さんの文化的行事が増えてきます。
アート・セラピストの私も日本文化イントラとして借り出される季節です。

初見で書いた割りには様になっているカナダの生徒の書道作品。


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 


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 私がアート・セラピーをしているBC州の学区域で、

『第13回アート・フェア』が開催されました。

会場のショッピング・モールには各校のアート作品が展示されています。

学区域の小学4・5・6年生の中からアートが得意な生徒が各校から
数名選ばれ、各自が選んだワークショップを受講できる催しです。

 

地元新聞にも取り上げられていました。


私は第1回からJapanese Calligraphy:書の講師をしています。

1時間のワークショップに8名、9:00~14:00までに30人以上の
生徒に書道を教えます。
 
ウケ狙いで芸者柄のトップを着ていきました(笑)


 
 「愛」に対して真剣な女子たち

 
 女子が多いかと思いきや、男子の参加も結構いました~

思わず立ち上がって書いている生徒も(笑)

 
「日本の文字ってとってもカッコイイ!」と筆を振るいました。

 
 みんなオシャベリもせず、真剣に紙に向っていました。

書道の極意は無心になることだとしたら、
全員が優等生でした!

グループ写真を撮られ慣れていないカナダの生徒たち。
二列に並ぶのも大変!
 

 
 

 
友人のお嬢さんが参加してくれたので、2ショット!

 
運営をしている先生方、お疲れ様でした。

来年も意欲的な生徒たちに書道を教えることを楽しみにしています。

2016年3月7日月曜日

3/6/16 【脳に刺激の折り紙!】

今年はカエルが鳴き出す時期が例年より早いそうです。
家の前の木々に小鳥たちが集まり朝は囀りで目を覚ますようになりました。 
 
地元図書館で初の大人折り紙教室が開催されました。


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする 『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー
上原英子です。
 

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私は1993年にカナダBC州のサーモンアームに渡加し、学区域初の
『日本語補助教師』の仕事で中・高校の選択科目の日本語のクラスで
カナダ人の教師のアシスタントをしていました。


その頃からアート&クラフトとして折り紙は大人気!

いつしか地元の図書館やホームスクールにもお呼ばれするように。

今回は初めて大人への折り紙教室を教えて欲しいとの依頼を受けました。

Origami, the art of paper folding, is a relaxing activity that can help boost memory and motor skills.  
Learn to make paper figures with Eiko, who has been teaching Japanese culture in Salmon Arm for over 20 years.

折り紙は、記憶と指先の微細運動能力を高める、リラックス効果のある活動です。
サーモンアームで20年以上日本の文化を教えている英子と共に折り紙で何か作ってみましょう!

  参加年齢は20代から70代までさまざまでした。

折り紙は初めての参加者がほとんど。

「まず、折り紙を半分に折ります」
と言うだけでは、初心者はどのように折るのか理解するのが難しい。

三角形になるよう折る時は、
「角と角を合わせて△に」

長方形になるように折る時は、
「長方形のホットドッグ型になるように」
と説明の仕方を工夫しています。
 
嬉しかったのは、参加者は来た順に私に近い席に座ったこと。
折り紙を習おう!と言う意欲が感じられ、講師冥利に尽きました~ 

 
リクエストがあったものから折りました。

作品は、うさぎ、つる、つのこう箱(スター・ボックス)、そして、コースター。

誰も落ちこぼれることなく、全員が4作品を仕上げて大拍手!

「次の折り紙クラスはいつ?」の質問も。

図書館側も参加者が大喜びで折り紙作品を見せに来たと

嬉しそうに大人折り紙クラスの成果を評価してくれました。

お子さんのクラスで折り紙をすることがほとんどでしたが、
これからは大人折り紙クラスもレギュラーになるといいな!