2015年12月12日土曜日

12/11/15 【HS生徒の初めての折り紙ワーク】


もうすぐ待ちに待ったクリスマス~
カナダのホームスクールの生徒たちは初めての折り紙ワークに挑戦しました!


心を紐解くアート作り:プロセスを大切にする  『心のアート・ワーク』の
カナダBC州公認アート・セラピスト&同州公認心理カウンセラー 
上原英子です。 

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カナダでは学校に通うのは義務でなく、権利だと考えられています。
義務教育の概念はないので、小学校を中退する生徒もいるのです!


カナダでは自宅学習(ホームスクール)というシステムがあります。
ホームスクールを選択すると、勉強はすべて家で行い、学んだ学年の

認定試験を受けて進学します。

授業に際してはさまざまな教材が販売されていて、

好みのものを選択して購入することもできます。

子ども一人の教材費は、だいたい年間10万円位で賄えるそう。


多くの場合は家で母親が先生役になるようですが、この頃はコンピューター

を用いて学んで、親がチェックする方法も多くなってきているらしいです。

ホームスクールを選択する事情はその家庭毎にさまざま。


宗教上の理由や、子どもが公立学校で受ける悪影響への懸念。
また、いじめにあって、ある年齢からホームスクールに切り替える例も。

今日はホームスクールの生徒が集まって一緒にアクティビティーをする機会に
初めての折り紙ワークショップが企画されました。

参加者は5歳~10歳で、兄弟での参加が4組。

私は日本にいた頃は折り紙=クラフト・手芸は女児の活動の
イメージがあったけれど、
カナダでは男児も喜んで参加!

 
生徒たちが最初に挑戦したのは、クリスマスのオーナメント。

子どもの頃に折り紙を習った日本人にとっては簡単な
正方基本形(鶴を折る前段階)を6個折って、
両端にリボンと一緒に貼り付ける作品。

 
お母さんが手伝ってくれても、同じものを6つ作るには忍耐が要りました。
そして、折り紙したピースを6つ貼り付けました。 
わ~い、できた~!」

二つ目は折り紙&切り紙でクリスマス・ツリー作り。
 
見本用に前夜、夜なべして仕上げた私のクリスマス・ツリー

こちらは基本部分を貼り付けてからがお楽しみ。
カナダの子どもたちは個性的にデコレーションするのが得意!
みんな、さまざまな材料を用いて想い想いの作品に。

 
↑1時間も集中して取り組んだ7歳児の作品。

他の子どもたちは20分間ほどで仕上げていました。
 





折り紙するところを見せて欲しいというリクエストにお応えして、
入れ物を作って一人ずつにプレゼント。

それをクリスマス・プレゼントの一部として作品に貼り付けた発想が

素晴らしい!
 
三つ目の作品は、雪の結晶のオーナメント。

四角形を二回△に折り、切れ目を入れて交互に貼り付けていく作品。

カナダの子どもは定規や分度器を使い慣れていないので、最初に線を引いたサンプルを作って渡しました。
これも同じものを6個作るという忍耐力が試される工程。

ほとんどの生徒がお母さんと創り上げ、雪の結晶を完成させました!
自作のお気に入りの作品と共に記念撮影!

書道や墨絵、その他の日本文化に触れる機会も楽しみにしている

ホームスクールの生徒たち。
次はどんな企画にしようかと楽しみにしています。

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